FNATICが2027年に向け再編へ。一部メンバーに他の選択肢を探る許可、Boasterも全地域からオファー募集 ―「WHO WANTS ME!?」

2026年9月8日、FNATICはVALORANT部門の2027年シーズンに向けた方針を発表し、一部メンバーに対して他の選択肢を探る許可を与えたことを明らかにしました。
その後、チームのIGLを務めるBoaster選手も自身のXを更新。FNATICとの話し合いを継続している一方で、自身も他チームからのオファーを受けられる状態にあることを明かし、全地域、特にEMEAとChinaからのオファーを募集しています。
FNATICは今回の発表で、2026年について「混乱が多く、失望の残る一年だった」と振り返りました。チームは2026年のVCTにおいて国際大会への出場をすべて逃しており、組織が求める水準を大きく下回ったとして、再び正しい方向へ進むためには変化が必要だとしています。
2026年は「VCT 2026: EMEA Kickoff」で4位となり、VALORANT Masters Santiagoへの出場権をあと一歩のところで逃しました。その後の「VCT 2026: EMEA Stage 1」ではPlayoffsまで進出したものの、Team Vitality、Team Hereticsに連敗。Stage 2でもPlay-InsでJoblifeに0-2で敗れ、シーズンを終えています。
こうした結果を受け、シーズン終了後のレビューの一環として、一部メンバーにVALORANTシーンで「他の選択肢を探る」ことを許可したと発表しました。
ただし、FNATICは今回の措置について「特定の個人の将来に関する最終決定を意味するものではない」と明記しています。2027年の方針を固める前に、チームと各メンバーの双方が別々の道を進む可能性も含めて検討するための措置となっており、現時点で対象メンバーの退団が決定したわけではありません。

FNATICの発表後、Boaster選手も自身のXで現在の状況についてコメントしました。
「現在もFNATICと話し合いを続けていますが、同時に他の選択肢を探ることも許可してもらっています。
IGLとして競技を続けることへのハングリーさとモチベーションは今もあります。すべての地域からのオファーを受け付けていますが、特にEMEAとChinaに興味があります。
すごくワクワクしています! WHO WANTS ME!?(誰か俺を欲しいチームはいない!?)」
FNATIC残留の可能性を残しながら、他チームへの加入も視野に入れていることを明らかにしました。
Boaster選手は2021年2月からFNATICに所属し、長年にわたってチームのIGLを担当してきました。
特に2023年には「VCT 2023: LOCK//IN São Paulo」と「VALORANT Masters Tokyo 2023」を連続で制覇。2025年にも「VALORANT Masters Toronto 2025」と「VALORANT Champions 2025」で準優勝を記録するなど、FNATICの国際大会での歩みを長く支えてきた選手です。
そのBoaster選手がFNATIC以外の選択肢を公に検討する状況となったことは、2027年のロスター編成に向けた大きな動きの一つとなりそうです。一方で、本人が強調している通りFNATICとの話し合いも継続しているため、現時点で退団や移籍が確定したものではありません。

FNATICは2027年について、VCTの最初のパートナーシップサイクルが終了し、大会フォーマットやエコシステムが大きく変化する「新たな時代」になると説明しています。
チームとしては引き続きタイトル獲得と国際大会でEMEAを代表することを目標に掲げており、オフシーズンには12月にロサンゼルスで開催されるRed Bull Home Groundへの出場も予定しています。
2021年からFNATICの中心に立ち続けてきたBoaster選手は2027年もチームを率いることになるのか、それとも新たな環境でIGLとしてのキャリアを歩むのか。FNATICの他メンバーを含め、今後発表される2027年のロスターに注目が集まります。
なる
24歳のライター。推しのVALORANTプロ選手はkaajakとsato。
ArcaneやChampionsスキンなどの限定スキンに弱く、すぐに課金してしまう癖がある。