VIT Jamppi「敵が何をしようとしているのかを考え、アグレッシブに勝負するか味方をサポートするかを切り替えるのが私のフェニックスのプレイスタイル。素晴らしいエージェントだと思う」─ LOUDとのオーバータイムやPlayoffsに向けた意気込みを語る

2026年9月30日、Champions Shanghai 2026 Group Stage Day 6 第1試合が行われ、Team Vitality(以下、VIT)がLOUDに2-0で勝利を収め、Playoffs進出を確定させました。今回は試合後のプレスカンファレンスにて行われたVITへのインタビューの内容を一部翻訳してお届けします。

インタビュー

──サミットでSayonara選手をソーヴァからフェイドへと変更させましたが、その背景には何があったのでしょうか?また、彼のパフォーマンスをどのように評価していますか?

PAL:私の指示云々といった話ではなく、すべてslkコーチとSayonara選手自身によるものです。彼ら2人がそれぞれ独自にLOUDの構成を確認し、相手がサイファーを出さずにチェンバーを採用している点や、自分たちのこれまでのプレイ内容、そしてフェイドを採用することがチームにとってどれほど有益かを分析しました。必ずしもソーヴァを使うことに固執する必要はないと判断したのです。Sayonara選手自身もフェイドが得意であると自覚しており、プレイしたいと望み、slkコーチもそれに同意して実現に至りました。非常にシンプルな変更ではありますが、私たちが展開できる戦術の幅を大きく広げてくれました。そして今日を象徴する出来事はまさにそれだったと思います。Sayonara選手をはじめとする選手たちが、本当に重要な場面で自ら一歩を踏み出して決断を下し、それを正しい結果へと導いたのです。

今日の選手たちのプレイは本当に素晴らしかったです。LOUDも決してパフォーマンスが悪かったわけでもありません。単に今日という日において、私たちがより優れたパフォーマンスを発揮できたのだと思います。不必要に接戦となってしまいましたが、こうした大規模なトーナメントで戦う上では避けられない性質のものだと思います。ですから、相手に素晴らしい追い上げを見せられ、プレッシャーがかかり、そして自分たちの勝利が目前にある状況でも、選手たちがしっかりと試合を締めくくることができたことこそが、今大会に向けて得られた最大の収穫だと思います。

──Sayonara選手に質問です。Championsという大舞台でのプレッシャーにどのように対処していますか?

Sayonara:ステージは常に素晴らしいです。中国のファンはいつも熱狂的に駆けつけてくれて、信じられないほどの大歓声を送ってくれます。私はステージをできる限り楽しむように心がけています。そして、メルセデス・ベンツ・アリーナに進出できることを願っています。そこでの経験は一生に一度のものになるはずですから。

──チームメイトの皆さんはSayonara選手のようにプレイする18歳を見たことがありますか?

Jamppi:残念ながら、ScutttコーチやPALコーチの18歳当時を見たことがないので分かりませんが、確かにSayonara選手はかなり優秀な18歳ですね。彼は良い人なのでこのまま謙虚でいてもらいましょう。

──Jamppi選手へ伺います。あなたはチームのIGLでありながら、同時に異なるロールのエージェントをプレイしています。このようにロールを変更しながらプレイする経験において、どのような違いを感じていますか?

Jamppi:ロールを変更することは時として確かに難しい課題ではあります。ただ、ロールを変更したとしても、私自身の立ち位置や試合内でやるべきこと自体はそれほど大きく変わらないと感じています。セージをプレイしている時も基本的には本隊と一緒に動いていますし、サブデュエリストやイニシエーターをプレイしている時も本隊にいます。ですからロールが変わっても、自分自身のゲームプレイという点では大きな変化はありません。エージェントごとのミクロレベルの特性や、単独で動く際に何ができるのかを学ぶことの方が大きいです。そのため根本的にはそれほど変わらず、上手く機能していると思います。

──マップ2のサミットではフェニックスを使用し、セージによって蘇生されたばかりの敵のフェイドを的確なモロトフで倒し切る場面がありました。フェニックスをプレイする上でのコツや秘訣はありますか?

Jamppi:あの場面は覚えています。誰かが「ミッドにセージの壁が炊かれた、セージのアルティメットがある」とコールしてくれたので、決め打ち気味にモロトフを投げ込みました。相手は蘇生を通そうとしてモロトフに気づいていなかったのだと思います。敵が何をしようとしているのかを考え、アグレッシブに勝負するか、味方をサポートするかを切り替えることこそが私のフェニックスのプレイスタイルです。素晴らしいエージェントだと思います。

──マップ2のサミットではオーバータイムが19-17まで続き、国際大会における最長オーバータイム記録に並んだと思いますが、オーバータイムが続いていく中、ボイスチャットではどのような精神状態でしたか?

Chronicle:少なくとも私にとっては、そして私たちのチームやLOUDにとってもそうだったと思いますが、オーバータイムを何回も重ねていくと、「このラウンドが最後の1本になってしまうかもしれない」というプレッシャーやストレスが逆に消えていくんです。そして目の前の瞬間に純粋に集中できるようになります。私の場合、すでに6ラウンドほど戦ったあたりからプレッシャーなどを考えることはなくなり、毎ラウンド全力でプレイし、その瞬間をものにすることだけを考えていました。極限のストレス状態に達すると、何ラウンドも繰り返すうちに慣れてしまい、自然とプレッシャーが抜け落ちて気にならなくなるのだと思います。

Jamppi:幸いなことに、昨日はみんなでサウナに入っていたので、高い心拍数には耐えられる準備ができていました。

──Jamppi選手へ伺います。ついにChampionsという最大の舞台に立ち、チーム史上最高とも言える仲間たちと共にプレイできていることについて、どのように感じていますか?

Jamppi:私自身、Championsにおいては長いブランクがありました。ですので最高の気分ですし、おっしゃる通り信じられないほど素晴らしいチームで、一緒にいてとても居心地が良いです。私たちはこれからさらに強くなっていくだけだと確信していますし、久しぶりにChampionsのPlayoffsに戻ってこられたことを本当に嬉しく思っています。

──中国のファンから受け取ったプレゼントの中で、特に印象に残っているものはありますか?

Chronicle:正直なところ選ぶのは難しいです。なぜなら、すでに小さなスーツケース1個分では収まらないほどのプレゼントをいただいていて、どこに詰めればいいか困っているほどだからです。今日受け取った中で特に印象的だったのは、カッコいいVCTの年表でした。他にも限定フィギュアなど面白いグッズがたくさんありました。

profek:フットウォーマーをもらいました。EDGのTシャツやユニフォームも嬉しかったですが、フットウォーマーは最高でした。

──Sayonara選手へ伺います。Stage 2からこのChampionsに至るまでどんどん調子を上げていますが、これは試合環境に適応しているからでしょうか?それとも勝利を重ねることで自信がついているからでしょうか?

Sayonara:Stage 2とChampionsでは規模感などあらゆる面で大きな違いがあります。Masters Londonの時と同様にまずはこの会場の雰囲気に慣れることが重要だと思いますが、全体としては、試合に上手く適応できており、毎試合良くなってきていると感じています。

今後の対戦予定

今回勝利したVITは10月7日から行われるPlayoffsへの進出を確定させました。

一方、敗北したLOUDは10月4日第2試合にてGlobal Esports対Edward Gaming戦の勝者とPlayoffs進出をかけて対戦予定です。

ふぉかっちゃ

好きな選手はSugarZ3ro、今の推しチームはNS

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