【10/26までエントリー受付中】プロアマ問わず、VALORANTで戦いたいやつ全員集まれ―チャンスが掴める短期決戦、国際大会で高額賞金が狙える「Predator League」主催者にインタビュー Supported by Predator

VALORANTを競技タイトルの1つに採用するアジア・パシフィックのeスポーツ大会「Pacific Predator League 2027 Grand Finals」が、2027年1月にベトナムで開催されます。日本では、予選大会のJapan Roundを実施。優勝チームが、Grand Finalsへの出場権を手にします。
今回は、Japan Roundを主催する日本エイサーの谷康司さんにインタビュー。プロアマ問わず挑めるオープン大会のJapan Roundや、高額賞金を狙いながら国際大会の経験を積めるGrand Finalsなど、選手目線での魅力を深堀ります。
Japan Roundは11月7日の開幕に向け、今まさに出場チームのエントリーを受付中。主催者として今大会にかける思い、そして競技シーンに挑むVALORANTプレイヤーに向けたメッセージを聞きました。
提供:日本エイサー株式会社
――まず最初に、Predator Leagueの概要から教えてください。
谷:我々エイサーは台湾に本社があるPCメーカーで、Predatorというゲーミングブランドを展開しています。そのPredatorの名を冠して、2018年から開催しているアジア・パシフィック地域のeスポーツ大会が、Predator Leagueです。
毎年、参加する国や地域の数は変動するのですが、アジア・パシフィックから14から16の国や地域が参加し、毎年さまざまな都市で国際大会のPredator League Grand Finalsを開催しています。2タイトルを採用していることが大きな特徴の1つで、2024年度からPUBGに代わりVALORANTを採用し、VALORANTとDota 2での開催になりました。
2024年はフィリピン、2025年はマレーシア、2026年はインドで開催され、次のGrand Finalsは、2027年1月にベトナムにて開催されます。そこにVALORANTの日本代表チームを送り出すため、日本予選にあたるJapan Roundの出場チームを、今まさに募集しています。
――続いて、日本予選にあたるJapan Roundについて教えてください。
谷:毎年「戦いたいやつ全員集まれ」を掲げ、チャレンジしたい気持ちを持つ人に開かれたオープン大会を開催しています。今年の日程は11月7日、14日、15日の3日間。すべてオンラインで実施します。
出場に必要なのは、勝ちたい気持ちです。ただ、Grand Finalsの開催国によって、賞金付き大会への出場に年齢制限があったり、ドーピング検査があったりとさまざま。今回はベトナムでの年齢制限に則り、Japan Roundの出場には、我々が渡航を予定している2027年1月4日までに18歳になる方、という条件があります。
ルールブックに定められた条件を満たしていれば、プロチームである必要はなく、アマチュアチームでも即席チームでも構いません。これまでのJapan Roundには、例えば大学eスポーツサークルのチーム、GC部門の女性チームなど、さまざまなチームが出場されています。
公式大会を除くと、今年度に国内で開催されるVALORANTの大会で、国際大会につながるオープン大会は、Predator Leagueだけではないかと思います。Red Bull Home Groundは、昨年まで日本予選が開催されていましたが、今年はZETA DIVISIONの招待のみが決まっています。ですので現状、日本では他にあまりないタイプの大会だと思います。
――今大会ではメンバーを探す人向けに、 #PL2027_TEAMUP というハッシュタグも用意されているんですね。
谷:開催を発表した日に、「チームを組んでこの大会に出ませんか」といった投稿をいくつか見かけ、仲間を探しているプレイヤーのために何かできないかと考えたんです。プレイヤー同士をマッチングすることも考えたのですが、それは主催として踏み込みすぎかなと。なので、急遽ハッシュタグを設けさせていただきました。
――VCT 2027のオープン予選が11月から始まるとされていますが、スケジュールの兼ね合いが気になります。
谷:正直にお話すると、僕たちもまだ公式大会の具体的な日程はわかりません。ただ、Predator Leagueと公式大会の日程が被ることはありませんので、VCTのオープン予選に出場予定のチームも出場いただけます。
――来シーズンからTierの区切りがなくなりますが、VCT Pacificに出ていたチームも出場できるのでしょうか?
谷:残念ながら、VCT Pacificに出ていたTier 1チームは出場いただけません。過去には、例えばTeam Secret(以下、TS)やRex Regum Qeon(以下、RRQ)などがGrand Finalsに出場していましたが、それはその地域のPredatorがチームスポンサーについている背景から、特別に招待チームとして出場していた経緯があります。
――2027年1月に開催される国際大会のGrand Finalsについて教えてください。
谷:今大会のGrand Finalsはベトナムで開催され、日程は渡航日を含めて2027年1月4日から11日です。ベトナムでは、eスポーツ大会を開く際に、使用できるタイトルに制限があるんですね。(※パブリッシャーの事業所がベトナム国内にある、もしくは政府の公認を受けているタイトルである必要がある)
その影響で、Dota 2が採用タイトルから外れ、新たにLeague of Legends(以下、LoL)が採用されることになりました。ただ、今回のGrand Finalsには、LoLの日本チームは出場しません。
――え!? なぜですか?
谷:タイトルの決定が遅く、日本予選を開催するには、準備が間に合わなかったことが最も大きな理由です。LoLの競技シーンの皆さんにはとても申し訳ないのですが、中途半端な形での実施にならないよう、日本ではVALORANTのみで予選を行うことにしました。来年以降のタイトルはまだ未定ですが、LoLの採用は続く可能性があると思っています。
――なるほど……残念ですが来年に期待しています。VALORANTのGrand Finalsでの大会形式は決まっていますか?
谷:それについては、今まさに検討が進められているところです。ただ、VALORANTはGrand Finalsの出場チーム数が昨年と同じなので、大会形式も昨年と同様になる可能性が高いと考えています。
昨年のフォーマットと同じであれば、まず16チームが4つのグループに分かれて戦うグループステージで、Bo1の総当たりを実施。各グループ上位1チームが勝ち抜けます。グループステージ突破後は有観客ステージでの戦いになり、準優勝と決勝がBo3で行われます。
――例年、Bo1のグループステージで番狂わせが起きていますよね。良し悪しあるかもしれませんが、格上チームと当たってもワンチャンスあるルールだと感じます。
谷:おっしゃる通り、そういう側面があります。ぎゅっと凝縮された短期決戦ですから、必ずしも実績通りにTierの高いチームが勝ち進むかというと、そうでもありません。そこもPredator Leagueの面白さの1つだと思っています。
インドで開催された前回大会では、招待チームのRRQがグループステージで敗退。決勝では、Fancy United EsportsというベトナムチームがBOOM Esportsを2-0で倒し、優勝を果たしました。彼らが手にした優勝賞金は65,000ドル、日本円にしておよそ1,000万円です。
――各地域の予選はさまざまで、グループステージで当たるチームの実力にはかなり幅がありますよね。
谷:Grand Finalsには、日本と同様に予選大会を勝ち抜いて出場するチームもあれば、招待で出場するチームもあります。国や地域によって、VALORANTの人気もまちまちなので、予選を開くこと自体が難しいケースもあるんですね。なので、中には人気のインフルエンサーを集めて出場して、注目を集めようというコンセプトのチームもあります。
ただ、結果を見ていただければわかりますが、そういうチームはまず勝てません。日本チームと同じグループになったら、1勝もらったも同然だと思っています。いろいろなチームが出場していますが、競技の場ですから、いつもグループステージを突破するのは実力あるチームです。
――チャンスの大きい短期決戦でありながら、狙える賞金の額はかなり大きいと感じます。
谷:Grand Finalsの昨年の賞金実績は、グループステージを突破すれば、7,500ドル(約115万円※)。準決勝で勝てば、20,000ドル(約316万円※)。そして、優勝すれば65,000ドル(約1,027万円※)でした。今大会のGrand Finalsの賞金額はまだ確定していませんが、昨年と同規模を予定しています。(※2026年10月時点の為替レート、1ドル=158円で換算。税引き前の金額)
Japan Roundの優勝賞金は50万円。その後のGrand Finals出場にかかる宿泊費や渡航費は、僕たちが負担します。現地には日本のスタッフが同行し、力強くサポートさせていただきます。なので、僕としては「皆さん、賞金獲りに来ませんか?」という気持ちです。
――現地での話を聞くと、他地域は賞金に対する意識が強いチームが多いですよね。
谷:そうなんです。これはどちらが良い悪いという話ではないのですが、実際に賞金獲得に対するハングリーさには違いがあると感じますね。過去には、Grand Finalsの会場から他の大会へ出場したチームもありました。
そもそもエントリー数に、大きな差があります。昨年、各地域で同じように予選の募集をかけて、フィリピンやタイでは250チーム以上のエントリーがあったんです。それに対して、日本はわずか7チームでした。
フィリピンやタイの方が、日本よりもPredatorブランドの認知度が高いので、そういった差もあるとは思います。とはいえ、ここまで違うか、というのが率直な感想です。僕らとしては、挑戦する場は用意します。できる限りのことはさせていただきます。ですので、とにかく挑戦してくださるチームの皆さんを求めています。
――過去にGrand Finals出場を経験した日本チームの選手たちは、その後さまざまな活躍を見せていますが、特に印象的な選手はいますか?
谷:まずは、これまでに唯一Grand Finalsに2度出場しているbazz選手ですね。彼はFAV Gaming(以下、FAV)とCrest Gaming Zst(以下、CGZ)で、Grand Finalsに2年連続で出場しています。
FAVとして出場した年に、Predator Leagueに出たきっかけを聞いたところ、bazz選手からチームに「賞金が高い大会だから出よう」と話してくれたのだと聞きました。
――すごい、有言実行ですね。FAVは決勝まで進み、TSと戦って準優勝という大躍進でした。
谷:準優勝の賞金は、20,000ドル(約282万円※)。さらに、毎年Intel All Star Playerという、各ロールごとにベストプレイヤーが選ばれる賞があり、それにFAVから3人の選手が選ばれています。それが1人あたり2,000ドル(約28万円※)でした。
なので、Grand Finalsで合わせて26,000ドル(約367万円※)。Japan Roundの優勝賞金50万円も含めれば、チームでトータル約417万円の賞金を獲得したことになります。(※2024年1月時点の為替レート、1ドル=141円で換算。税引き前の金額)
――他にも印象に残っている選手はいますか?
谷:FAVとして出場したMinty選手も印象に残っていますね。Japan Roundで念願の優勝にたどり着き、「勝った瞬間に嬉し泣きした」と話されていたのを覚えています。フィリピンの現地でも、すごく気合いが入っているのが伝わりました。その後RIDDLE ORDERに移籍され、VCJ優勝を果たす姿も見ることができました。
あとは、前回大会でGrand Finalsに出場したIGZISTの皆さん。oitaN選手のインタビューでも話がありましたが、Predator Leagueを1つの経験として、その後VCJオフライン進出という躍進を見せてくれました。
選手の皆さんには、そうやってこの大会で得たものを踏み台にして、公式大会や次の大会で頑張ってほしいといつも思っています。新しいロスターの実践の場であったり、Japan Roundを勝ち抜いてオフラインでメンバー全員で顔を合わせたり、そういう機会になればと考えています。
――サードパーティ大会であるPredator Leagueが、VALORANTシーンの中で果たす役割をどのように考えていますか?
谷:これまでVALORANTの公式大会では、国際大会にたどり着くまでに、非常に長い時間をかけなければなりませんでした。それをPredator Leagueは、1~2週間の予選で可能にする。そこにこの大会の価値があったと思っています。
来シーズンからは、公式大会もオープン大会になることが発表されました。ただ、僕たちの大会は、公式大会よりも敷居が低く、より気軽に出場しやすい大会です。でも、勝ち抜いた先には、国際大会がつながっている。これはPredator Leagueならではのポジションだと思います。
とはいえ、真剣勝負の場ですから、勝つのは簡単ではありません。だからこそ、公式大会で勝ちに行くチームであれば、Predator Leagueでも勝ちに来てほしい。即席チームやアマチュアチームであれば、プロのチームを倒す気持ちで出場してほしいです。
――最後に、Predator Leagueに興味を持つプレイヤーにメッセージをお願いします。
谷:競技シーンに挑むプレイヤーなら、機会を逃さず、どんどん大会に出てほしいと思っています。eスポーツはタイトルによって、シーンが長く続くこともあれば、あっという間に終わってしまうこともあります。
「今回はスキップ」と考えている間に、そのシーンがなくなってしまうかもしれない。それくらい、一つひとつのチャンスが大切だと自分はいつも思っています。大会を主催する側としても、毎年このシーンはこれで最後になるかもしれないという気持ちで準備を進めています。
Predator Leagueで、来年度以降もVALORANTが採用され続けるかどうかはわかりません。だから、もし戦ってみたい気持ちがあるなら、一歩踏み込んで貪欲に目の前にある試合に出てみてほしいと思っています。出ることによって、新たな課題点を見つけたり、達成感を得たり、得られるものがさまざまあるはずです。
今年も強いコンセプトと気持ちで、Predator Leagueを開催します。エントリー期間は、10月26日まで。ぜひこのチャンスを逃さず掴んでください。
Predator League大会公式サイト:https://www.predator-league.com/regionrules?region=jp
大会エントリーフォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd_5nPMp2a-rqZQQVNBhSlVM083eHbz-MdUDHtvyHoq6gWTgw/viewform
大会エントリー期間:10月26日(月) 23:59まで
大会ルールブック:https://drive.google.com/file/d/1681-YQMHxz1c1kgSr4EhIRqvzWzLM8Cl/view
綾本ゆかり
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