【Apex】ZETA SUPER FANで行く、EWCパリ開催のALGS Split 1 Playoffsレポート!―ミーグリあり、客席入場あり。直通でのFinals進出を決め、あの日本勢による歴史的3vs3頂上決戦へ

フランス・パリで開催中の「Esports World Cup 2026」(以下、EWC)にて、現地時間の2026年7月7日から7月11日にかけて、Apex Legends(以下、Apex)の公式大会「Apex Legends Global Series(以下、ALGS)」Year 6 Split 1 Playoffsが行われました。

本大会には、APAC North地域から、ZETA DIVISION(以下、ZETA)を含む上位9チームが出場。EWCパートナーチームであるZETAとREJECTが、ファンを現地に招待する特別企画「SUPER FANプログラム」を実施しました。今回は、ZETAのSUPER FANプログラムの目線から、熱気に包まれたSplit 1 Playoffs現地の模様をお届けします。

また、各日程の模様と合わせて、「E-Sports_GG - ALGS」で公開しているハイライトをリンクしています。Split 2スタートに向けて、Split 1 Playoffsの興奮のシーンの数々を振り返りましょう!

今年はフランス開催となったEWCでALGS開催へ

世界最大級のeスポーツ国際大会であるEWCは、毎年7月から8月にかけてサウジアラビアのリヤドで開催されています。しかし、今年は中東情勢を受けて、開催地をフランスのパリに変更。さらに今回は、さまざまなゲームタイトルが採用されるEWCのラインナップの1つとして、公式大会であるALGS Year 6 Split 1 Playoffsが開催されました。

賞金総額は200万ドル(約3憶2000万円)で、世界各地域から総勢40チームが出場。APAC North地域からは、ZETA、UNLIMIT、REJECT、ENTER FORCE.36、White Grim Reaper NEO、Dory、TriniTY、TIE、KINOTROPE CLUBの9チームが出場しました。

ZETAのSUPER FANプログラムは、昨年はSTREET FIGHTER 6のみでの実施でした。しかし、今年は新たにApexでも実施。プランとしては、渡航にかかる主な費用をプログラムがすべて負担する完全補助パッケージと、航空券や宿泊費等を含むパッケージ価格の75%が割引となる特別割引パッケージの2種類が用意されました。

プログラムの当選者は20名ほどで、当選者の自宅には事前にZETA応援グッズが到着しました。内容は、ZETAのユニフォームとマフラータオルの2セットや、応援スティック、ペンライト、缶バッジ、ステッカーセットと盛りだくさん。なかでもユニフォームは、2026年のSUPER FANマーク入りの特別仕様となっていました。

【Day1】パリに到着!メトロの駅にはEWC広告も

SUPER FANプログラムの初日は、パリへの移動日。SUPER FANプログラムには、さまざまな地域からの参加者がいるため、各々最寄りの空港から出発し、ドバイなど経由地で乗り換えてパリへと向かいます。

移動は、乗り継ぎも含めてトータルで20時間以上。パリへの到着時間はさまざまでしたが、あいにくほとんどの人が、Group Stageの初日Day1の前半戦には間に合わない旅程となっていました。

Group Stageで、ZETAはグループAに振り分けられ、Day1は前半戦のグループA&Bの6マッチに出場しました。Group Stageでは、40チームのうち上位14チームがFinalsへ進出、15位〜34位チームがSurvivor Stageへ進み、下位6チームの敗退が確定します。

ZETAはこの日、マッチ3まで0ポイントと振るわない滑り出しでした。しかし、マッチ5とマッチ6で2連続チャンピオンを獲得。一気にランキング6位まで順位を上げました。SUPER FAN参加者は移動中で、残念ながらこれを会場で直接観ることは叶わなかったものの、Day2以降の活躍にも期待が高まる展開となりました。

移動を終えると、ホテルに到着。ヒルトンがEWCのメインパートナーの1つになっていることから、選手たちのほか、SUPER FANにもヒルトン系列のホテルが手配されています。なお、初日に後半戦のグループC&Dを観戦するため、長時間フライトの疲れをものともせず、ホテル到着後すぐ会場へ向かった参加者も多くいました。

パリでの交通手段はメトロが便利で、移動には主にメトロを利用することになります。街に出てみると、メトロのさまざまな駅にEWCの広告が出ており、7週間にわたって開催されるEWCを盛り上げていく機運が感じられました。

【Day2】ミーグリから始まり、いよいよZETA応援スタート!

Day2からは、いよいよ本格的にZETAを応援しながらの観戦が始まります。パリでは連日の記録的な熱波が続く中、会場へ。今年のEWC会場は、Paris Expo Porte de Versaillesという大規模な複合展示施設で、日本で例えるなら幕張メッセのような会場。広大な空間にブースやステージがいくつも並んでおり、そのうちの1つがALGSのステージになっていました。

この日、ZETAは後半戦のグループA&Cに出場。試合前にミート&グリートが行われ、SUPER FANブースにYukaF選手、Mike選手、Satuki選手の3名が登場しました。選手たちはファンの目の前で意気込みを語り、ファンとともに記念撮影をしてステージに向かいました。

観戦中のSUPER FANの座席は、選手ブースがよく見える位置に用意されており、この日はZETAの選手たちの姿を正面から見ながら応援することができました。ZETAのユニフォームとマフラータオルを身につけ、ペンライトをZETAのネオンイエローをイメージした色にして応援。選手たちに届くよう精一杯の声援が送られました。

しかしながら、ZETAはこの日なかなか思うようにポイントを稼げず、Day2はランキング18位で着地。一方で、REJECTがマッチ2とマッチ6でチャンピオンを獲得し、ランキング3位に。ZETAに限らず、こうした日本勢の活躍にも惜しみない声援が送られました。

【Day3】まさかの客席入場!最終マッチでチャンピオン

続くDay3、ZETAは後半戦のグループA&Dに出場しました。この日の入場では、なんとZETAの選手たちが客席から登場。SUPER FANの座席で、ファンに囲まれながらのサプライズ入場となりました。

これは前もって決まっていたものではなく、実は入場が始まる直前に、現地スタッフの判断で実現したサプライズでした。後半戦が始まる前、SUPER FANの座席では、ZETA応援のためのコールを準備していました。応援団長を担った女性を中心に、どのような応援コールにするかを皆で相談。そして、そのコールを実際に練習していたところ、現地スタッフの目に留まり、急遽この入場が実現することになったのです。

この応援コールは、マッチ開始時はもちろん、マッチ中もZETAに力を届けたい場面が来るたびに、応援団長の「せーのっ!」という掛け声に続いて、会場に響き渡りました。

この日のZETAは、マッチ1から大きくポイントを重ねる好調な戦いぶりを見せました。あと少しのところでチャンピオンに届かないマッチが続いた中、最後のマッチ6ではついにチャンピオンを獲得。これによりDay3のランキングで1位、グループ全体のランキングを総合6位で締めくくり、見事Finalsへの進出を確定させました。

なお、EWC会場には、さまざまなタイトルのステージやブースが多数展開されたほか、地元フランスに拠点を置くTeam VitalityやKarmine Corpなどのチームブース、広々としたEWCオフィシャルグッズストアなども設けられていました。観戦を予定している時間以外にも、あちこちに楽しめるものがあり、eスポーツファンなら1日中見どころの尽きない空間です。

【Survivor Stage】決勝直通によりオフ日に!パリ観光も

Day4には、残り6チームのFinals進出チームを決める、Survivor Stageが実施されました。ZETAはGroup Stageで総合6位、Finals直通のトップ14チーム以内に入ったため、この日は試合のないオフ日に。SUPER FANとしては、Survivor Stageを観戦しに会場に行っても良し、自由にパリ観光しても良しの1日になりました。

海外大会までチームを応援しに行く時、時間をかけて現地に行ったとしても、当然ながら試合がどんな内容になるのかは誰にもわかりません。どんなに期待が高くとも、思うような結果にはならないかもしれない。それでも活躍を信じて行くファンにとって、Finals直通により迎えるオフ日は、ご褒美のような1日だったといえるでしょう。

Survivor Stageでは、ENTER FORCE.36が総合3位につけたことで、Finals進出。これによりFinalsには、APAC NorthからZETA、REJECT、UNLIMIT、ENTER FORCE.36の4チームが出場することとなりました。

【Finals】日本勢による歴史的な3vs3頂上決戦で決着

ついに迎えた、最終日Finals。ここでは20チームが、マッチポイントルールで優勝をかけて争います。この日はZETAの選手ブース背面側からの応援で、選手たちの背中を押すように、より団結感を増した応援コールが送られました。

ZETAは、マッチ4までやや苦しい内容が続きましたが、マッチ5でチャンピオンを獲得。ここで一気に22ポイントを獲得しました。徐々にマッチポイント点灯するチームが増えてくると、会場ではまだ優勝が決まってほしくない、応援チームのチャンスを願うファンによる「One More Game!!」という一体感のあるコールが巻き起こります。

マッチ7では、マッチポイント点灯チームであるSentinelsが優勝に王手をかけるも、UNLIMITがそれを阻止するチャンピオンを獲得。続くマッチ8では、REJECTがチャンピオン。さらにマッチ9では、再びUNLIMITがチャンピオンを獲りマッチポイントを点灯させるなど、日本チームが怒涛の活躍を見せました。

そして、11チームがマッチポイント点灯した状態で、マッチ10に突入。このマッチの最終局面で残ったのは、ZETAとUNLIMITでした。日本チーム同士での3vs3一騎打ちとなり、これを制したUNLIMITが、日本チーム初となるALGS優勝を手にしました。

ZETAとしては、あと一歩が届かず目前に迫った優勝を逃す結果に。しかしながら、UNLIMITはSentinelsの優勝阻止、自身のマッチポイント点灯、そして日本対決を制しての勝利と、Finalsの舞台で3度のチャンピオンを披露。文句のつけようがない、圧巻の優勝を果たしたと言えます。

試合後、SUPER FANの座席からは、悔しさを滲ませるZETAの選手たちの後ろ姿が見えていました。それと同時にモニターには、EWCならではのキーを用いて演出される、華々しいUNLIMITの優勝セレモニーが映し出されていました。

ZETAが優勝を逃した悔しさと、UNLIMITが快挙を成し遂げた嬉しさ。これ以上ない2つの感情が入り混じり、思わず立ち尽くしてしまう光景でした。とはいえ冷静に考えれば、日本チーム同士で優勝を争うなんて、日本勢のファンにとってこれほどの贅沢はないでしょう。

最後には、改めてファンから、ZETAの戦いを称える涙ながらの応援コールが送られました。そして、「ありがとう」「お疲れ様」といったファンの声援と温かい拍手を受けながら、ZETAの選手たちやコーチ、スタッフがステージを後にしました。

まだ始まったばかり、ZETAの挑戦は続く

惜しくも優勝を逃したZETAですが、ZETAに現在のメンバーが集まり、Apex部門が再設立されたのは今年2月のこと。もちろんそれぞれの選手たちのこれまでの歴史もありますが、今シーズンのOnline Openから挑んだZETAとしては、まだ始まったばかりだとも言えます。

ALGSでは、今年10月にアメリカのラスベガスで開催されるSplit 2 Playoffs、そして来年1月に札幌で開催されるChampionshipが控えています。今大会で王者となったUNLIMITは、連覇を目指すと宣言しました。果たして次は、どのようなドラマが生まれるのか。ZETAを含む日本チームのさらなる活躍に期待が高まります。

綾本ゆかり

Xアカウント:@ayayuka99

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