G2 valyn「(TLがPlayoffsに進出したことがないことについて)そういうデータは単なる飾りだと思っています。彼らは今この瞬間に生きており、その呪いを打ち破ろうと挑んでくるわけですから」─ G2が世界大会のPlayoffsに8回連続で出場している要因やGroup Stageを振り返る

2026年10月3日、Champions Shanghai 2026 Group Stage Day 9 第1試合が行われ、G2 Esports(以下、G2)がTeam Liquid(以下、TL)に2-0で勝利を収めました。今回は試合後のプレスカンファレンスにて行われたG2へのインタビューの内容を一部翻訳してお届けします。

インタビュー

──BABYBAY選手への質問です。まずはPlayoffs進出おめでとうございます。初戦でTYLOO(以下、TYL)を破り、その後Paper Rex(以下、PRX)に敗れ、そして今日の一戦に勝利しました。ここまでのGroup Stageの道のりについての感想を教えてください。

BABYBAY:良い道のりでしたし、クレイジーでしたね。トーナメントに入る前、「まずは初戦のTYLを倒す必要がある、そうすれば後は全部勝てる気がする」と思っていたのを覚えています。今でもその考えは変わりません。いつものようにPRXに対しても非常に激しい戦いを繰り広げましたし、今回は過去よりも彼らに対する準備ができていたと感じていました。それでも思い通りにはいきませんでしたが、それはそれです。

私たちはこれまでも敗北から立ち直ってきたチームですから、TLを倒せることに対して疑いを持つことは全くなく、TLへの準備はできていました。TLは良いスタートを切り、私たちは少し立ち上がりが遅かったですが、一度エンジンがかかれば両チームの差は明らかだったと思います。私たちは彼らよりも遥かに経験が豊富ですからね。彼らも良い戦いを見せてくれました。全体としてGroup Stageの戦いには本当に満足しています。PRXにあのような形で負けたことも、Playoffsに進出する上では理想的な展開になったと思います。

──valyn選手への質問です。2022年のMasters Reykjavíkに出場した際、The Guardは当時で最も若いチームでした。しかし今日の上海では、G2は最も年齢層の高いチームとなっています。当時と比べて、より多くの経験を積んだことはどのようにプラスになっていますか?

valyn:Masters Reykjavíkはかなり昔のことですね。当時は何が起きているのか全く分かっていませんでした。初めての国に飛行機でやってきて、時差ボケが何かも知らず、疲れて午後5時に寝てしまったりと、ルーティンが全くありませんでした。あの大会を通して、ちゃんとしたプロ選手であるとはどういうことなのか、何が必要なのかを多く学びました。数年が経ち、私も少し歳をとって23歳、もうすぐ24歳になります。年上の選手(BABYBAY選手)も加入し、今も隣にいる仲間たちと一緒に競い合っています。人としてもプレイヤーとしても大きく成長しました。世界最高のプレイヤーたちを相手に最高峰のレベルで戦うために何が必要なのか、今ではより深く理解できていると思いますが、当時は間違いなくそれが分かっていませんでした。

それに皮肉なことに、Masters ReykjavíkでもPRXに敗れており、それ以来彼らがずっと私の行く手を阻む壁として立ちはだかっているように感じます。ですが、これまでの経験全てが幸せなものだったというわけではないですが、若い時に何も勝ち取れなかったことがむしろ良かったと思っています。毎回優勝へ向けて爪を研いできたことが今の自分を形作ってくれたので、心から感謝しています。

──valyn選手、またはJoshRTコーチへ伺います。本日の勝利によって、あなた方は出場した8回の国際大会の全てにおいてPlayoffs進出を果たしたことになります。メタの絶え間ない変化の中で、どのようにしてこのレベルを維持できているのでしょうか?

JoshRT:あらゆるメタ、あらゆる国際大会、あらゆるステージに対してどのようにアプローチするかという優れたプロセスが確立されているからだと思います。チームをどのように構築し、どのように再構築するかを知っています。試合やトーナメント全体を通してチームとして成長し続けています。正直に言って、一貫性を保ち続けることは非常に困難です。プロフェッショナルであり続け、わずかなアドバンテージでも追求するという姿勢に付いてきてくれるメンバーたちを称えたいです。彼ら自身もプレイヤーとして成長し続けています。

これまでのどのMastersやChampionsと比べても、相手チームはどんどん強くなっており、今でもかつてないほど厳しい戦いが続いていますが、Playoffs進出は私たちにとって唯一の目標ではなく、数ある目標の1つに過ぎません。この壁をさらに乗り越え、少なくとも最終週のFinalsまで勝ち進みたいと思っていますし、その先で何が起こるかは誰にも分かりません。

──trent選手へ伺います。大会屈指のクラッチプレイヤーとして知られていますが、第1マップの最終ラウンドで4キルを獲得した瞬間、頭の中ではどのようなことを考えていましたか?

trent:ここでは口にできないような言葉を叫んでいましたね(笑)正直なところ、試合が決着したこと、しかもあのような形で終わらせてマップを獲得できたことにただただ最高に興奮していました。良いマップでしたし、立ち上がって、ちょっと煽って、チームを盛り上げて次のマップに向かいました。

──JoshRTコーチとBABYBAY選手のお二人に質問です。プロのeスポーツ選手を目指している若者やティーンエイジャーに向けて、アドバイスをお願いできますか?

BABYBAY:計画を持つことですね(笑)学校では勉強をしっかりこなして、良い成績を取ればそれで良いですが、プロのeスポーツ選手を目指すには非常に大きな覚悟が必要です。自分を信じる強い心があるなら、私もあなたを信じますし、成し遂げられるはずです。ただし、これが自分の進みたい道であることに一切の迷いがあってはなりません。なぜなら、多くのものを犠牲にしますからね。私たちの髪の毛まで奪っていきました(笑)

JoshRT:私はまだ髪が残っていますよ(笑)それに加えて、学び続けようとするマインドセットを持つことです。そのマインドセットを持ち続けていれば、乗り越えたいと思える挑戦が次々と見つかります。そうすれば気づいた時には、世界の頂点で競い合うようになっているはずです。それこそが向上心を持ち続けるすべての競技者やプレイヤーが抱く究極の欲求であり、それさえあれば、いつか私たちと同じ舞台に立てると思います。

──valyn選手への質問です。G2は国際大会に出場し始めて以来、一度もPlayoffs進出を逃していません。一方で対戦相手のTLは、フランチャイズ化以降一度もPlayoffsに進出できていませんでした。表裏一体のような状況でしたが、試合前にそうした記録を意識していましたか?

valyn:そういうデータについては一切考えていませんでした。自分たちがすべてのPlayoffsに進出していることも、彼らが一度も進出できていないことも知りませんでした。そういうデータは単なる飾りだと思っています。彼らは今この瞬間に生きており、その呪いを打ち破ろうと挑んでくるわけですからね。

私の頭にあったのは、大会を通して持ち続けてきた「とにかく楽しんで、最高の自分を発揮する」というメンタリティだけでした。今大会では個人のプレイにより集中しようと取り組んでおり、今日も序盤は少し動きが重かったものの、チームメイトたちが素晴らしいプレイをしてくれたおかげで、自分のリズムを取り戻すことができました。優れたIGLでありながら、同時に個人技にも集中するという自分なりのバランスをうまく掴めてきていると感じています。表面的なことは気にせず、自分自身とチームだけに集中していました。

唯一感情的であったのは、「ここで終わるわけにはいかない、絶対に敗退しない」という強い思いだけでした。苦しいラウンドでも決して諦めませんでしたし、明日の朝にロサンゼルス行きの飛行機に乗るなんて選択肢はこの世界には存在しませんでした。Playoffs進出には安堵していますが、過去にもこの安堵感を味わった後に足をすくわれてきました。その教訓を生かし、同じメンタリティを維持してチームメイトと自分に集中し、Playoffsでも勝利を掴みにいくだけです。

今後の対戦予定

本日勝利したG2は、Playoffsへ進出。グループステージ終了後に組み合わせが発表され、10月7日より開始します。

また、今回敗退したTLはこれでシーズンが終了となります。パートナーチームの再編などを経て、来シーズンどのような活躍を見せてくれるのか期待が集まります。


ふぉかっちゃ

好きな選手はSugarZ3ro、今の推しチームはNS

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