NS/PRXがVCTポイントを荒稼ぎ! 序盤から激化するChampions進出枠争奪戦

3週間にかけて行われたMasters Santiagoも閉幕し、Nongshim RedForceが無敗での優勝を飾りました。そして2位はPaper Rex、この2チームはChampionsに向けて大きく前進しました。これにより、Pacificの他チームがChampionsに行くためには、今後どれだけ勝つ必要が出てきたのでしょうか。本記事では、魔境Pacificの今後を考察していきます。
まず、Championsへの進出条件をおさらいしましょう。
・各地域4チームずつ
・Stage2プレイオフの上位2チーム
・チャンピオンシップポイント上位2チーム
問題なのはこのチャンピオンシップポイントです。Kickoff、Masters、そしてStage1,2にて、それぞれ勝利、上位入賞によりポイントが与えられます。

そして、現在各Pacificチームが獲得したポイントは以下の通りです。
NS・・・10ポイント
PRX・・・6ポイント
T1・・・3ポイント
RRQ・・・1ポイント
その他Pacificチーム・・・0ポイント
ここからわかる通り、NS / PRX は他チームからかなりポイントを引き離しました。もしもStage2プレイオフで2位以上を獲得できるならば、このチャンピオンシップポイントは関係がありません。しかし、それを逃した場合、Championsへ進出できる道はどれほど残っているのでしょうか。
まず、Stage1での最大獲得可能ポイントを整理します。グループステージは、6チームずつ2グループに分かれており、1勝につき1ポイント獲得できるので、仮に全勝した場合、5ポイント獲得できます。プレイオフでは、1位:6ポイント、2位:4ポイント、3位:3ポイント、4位:2ポイント を獲得できます。つまり、Stage1を無敗で駆け抜けた場合、最大11ポイント獲得できます。
Stage1にて3位以内に入賞した場合、Masters Londonへの切符を手にします。ここで得られるポイントは、1位:8ポイント 2位:6ポイント 3位:5ポイント 4位:4ポイント 5位&6位:3ポイント となっています。
続いてはStage2です。Stage1と同じく、グループステージでは最大5ポイントですが、プレイオフ(Season Finals)では、1位:8ポイント 2位:6ポイント 3位:5ポイント 4位:4ポイントとなっています。最大13ポイント獲得できるわけです。
Masters London への出場 それが結果的にChampionsへの進出条件にもなると私は考察します。もちろん、Stage2プレイオフにて2位以内に入ることができれば、それまでの結果は関係ありません。ただそれを逃し、チャンピオンシップポイントでの出場に賭ける場合、それくらいの結果を残さなければ、Champions出場は難しいと考えています。
2025年のチャンピオンシップポイントを見てみましょう。ポイントでChampions進出を果たしたチームは、Americasを除いて年間で約15ポイント前後獲得していることがわかります。こうなると、今年も12ポイントほど獲得すれば希望があると思ってしまいますが、今年のポイント配分は2025年に比べて少し多くなっており、Stage1,2や国際大会で上位入賞したチームに与えられるポイント数が増加しています。これらを考えると、今年は最低でも15ポイントほど必要になると考えられます。
もし、Masters Londonに出場できなかった場合、つまりStage1で4位以下の場合、グループステージで全勝していても最大7ポイント。そしてStage2で上位2チームに入れなかった場合、最大10ポイントです。計17ポイントとなり、ここから一つでも順位を落とし、グループステージで1回敗北してしまうと、すぐに15ポイントを割ってしまうのです。
Masters Londonに出場できた場合、つまりStage1で3位以内の場合、Stage1でのポイント数増加に加えて、Masters London上位入賞によるポイント獲得も期待できます。15ポイント獲得が現実的となり、Champions出場へと大きく前進することができるのです。
また、このことから、NSのChampions出場はかなり濃厚です。彼らは現在10ポイント、もしStage1、2どちらかで上位入賞を果たした瞬間、15ポイントに到達します。たとえプレイオフで早期敗退しても、グループステージの結果によってはChampions出場の可能性が十分にあります。もはや、Stage2での2位以内を目指す必要すら、そこまでないのです。
この15ポイントというボーダーラインは正確なシミュレーションではありません。NSやPRXが勝ち続けてポイントを独占する場合や、上位入賞のチームがすべて入れ替わる場合、ボーダーが下がる可能性は考えられます。しかし、彼らが着実にある程度の勝利を重ねていった場合・・・おそらくそうなりますが・・・ ポイントによるChampions出場はとても厳しい道となっていくのです。
ここで、Pacific Stage1のグループ分けを見てみましょう。

グループアルファがとんでもないことになってしまいました。Masters優勝、準優勝チームが固まっています。日本チームは幸いグループオメガなので、安心でき・・・るわけがありませんね。一度はPRXを完封したRRQや、タイ、韓国のドリームチームも控えています。しかし、Stage1での戦いに敗れ、Masters Londonにも行けないとなると、Champions出場はかなり絶望的。残されたChampionsへの道は、Stage2優勝又は準優勝のみ。そこではChallengersからの刺客もやってきます。Pacificの各チームはなんとしてでも、次のStage1にて、PRXやNSレベルの活躍をする必要があるのです。
Masters Santiagoのグランドファイナルは史上初となる同地域対決となり、これでPacificはMasters4連覇を果たしました。喜ばしいことですが、他チームにとってみれば大事件です。なんて結果を残してくれたんだ。もう勝つしか、勝ち続けるしかありません。Masters Londonに何としてでも行く、そんな心意気でなければ、Champions進出はかなり厳しくなってしまいました。恐竜もいる、隕石も落ちる、とんでもない青髪も走ってくる、そんな大魔境、VCT Pacific Stage1は、4月3日から開幕です。GOGOGO!
waddle
プレイ歴1年、競技シーン視聴歴5年のファン。好きなチームはGambit。