aspas「キャリアの中で間違いなく最悪の瞬間であり、本当にタフで悔しい1年になっています」 ─ Stage 1敗退後に語るチームの苦境と、ファンへの復活の誓い

今シーズン、大きな期待を背負って結成されたMIBRのスーパーチームですが、これまでのところ国際大会への出場を逃すなど、苦しい時期が続いています。コミュニティからの様々な声が飛び交う中、チームのエースであるaspas選手がブラジルメディア(SpikeBr)のインタビューに応じ、現在の率直な思いを打ち明けました。
自身の体調問題やチーム内の葛藤、そして構成に関する批判まで、彼がこれまで語らなかった「真実」とファンへの熱い思いが詰まったインタビューを要約してお届けします。
─ 大きな期待を集めたチームが、ここまで苦戦している原因は何だと考えていますか?
aspas: 負けた理由は一つではありませんが、最大の鍵は「チームを内外でまとめるリーダーが不在だったこと」だと考えています。IGL(インゲームリーダー)は育てることができますが、真のリーダーは生まれ持った素質です。私にその役割を期待する声があるのも分かりますが、私自身はリーダータイプではありません。今のチームには、全員のピースを一つにまとめる存在が決定的に欠けていました。
─ 今シーズン、あなたがジェットやレイズばかりをピックしている構成について、コミュニティから多くの疑問の声が上がっています。これについてはどう考えていますか?
aspas: 確かに、一部のマップでジェットが最善の選択ではないと分かっていました。他のエージェント(フェニックスやネオンなど)を使いたい気持ちもあったのですが、今年は「チームの意向にすべて従う」というアプローチをとってしまったのです。これに関しては私に大きな責任があります。構成に疑問を持っていたのに、自分の意見を強く主張せずに受け入れてしまった。これについてはファンの皆さんに本当に申し訳なく思っています。
─ 精神的なプレッシャーや、ご自身のコンディションはいかがでしたか?
aspas: 実は4月に心臓の腫瘍を摘出する2回目の手術を受ける予定だったのですが、チームのスケジュールに穴を開けたくなくて延期していました。また、自分ではコントロールできないことまで気に病んでしまい、極度のストレスを抱えていました。かつてのように極限の集中状態である「フロー状態」に入ることもできなくなり、自分らしさを失ってしまっていたと感じています。
─ キャリアが始まって以来、今が最も苦しい時期(スランプ)だと言えますか?
aspas: 間違いなくそうです。今年はMastersにも出場できず、プレイオフでも勝てていません。キャリアの中で間違いなく最悪の瞬間であり、本当にタフで悔しい1年になっています。
─ 残りのシーズンに向け、現状を打破するためには何が必要だと考えていますか?
aspas: はっきりしているのは「エージェント構成を変える必要がある」ということです。短い準備期間のせいにするつもりはありません。勝ちたいのであれば構成を変える必要がありますし、私たちはすでに問題を解決するための変更に取り組み、全力を尽くしています。

今回のインタビューでaspas選手は、誰かに責任を押し付けることなく、自分自身の力不足やコミュニケーション不足を真摯に省みていました。不慣れな役割への挑戦や、チームを優先するあまりに手術を延期したことなど、私たちが知らなかった彼の苦悩が垣間見えます。
インタビューの最後、aspas選手はMIBRファンに向けて力強いメッセージを残しています。
「今年お見せしてしまった不甲斐ない姿について、ファンの皆さん、そして妻に謝罪します。しかし、それは必ず変わります。私は最善を尽くし、チームも共に立ち上がると確信しています。また、私が表舞台にあまり出なかったことでファンの皆さんを不安にさせてしまったことも分かっています。今後はもっと皆さんの前に姿を現すよう、全力を尽くすことを約束します。」
今年は2度のMasters出場を逃したMIBRですが、まだ年間最高峰の舞台「Champions」への道は残されています。
Championsには、各地域のChampionship Point上位2チームと、Stage 2の上位2チームが出場できます。
現在MIBRはAmericas地域で4ポイントの6位。ポイントでの出場はかなり険しい道のりとなるため、Stage 2で上位2位を目指して戦っていくことになります。
キャリア最大の試練に直面しながらも、決して逃げることなく向き合うaspas選手。現状を深く理解し、再起を誓う彼とMIBRが、果たして「Champions Shanghai」への切符を掴み取ることができるのか、これからの戦いに引き続き注目が集まります。

なる
24歳のライター。推しのVALORANTプロ選手はkaajakとsato。
ArcaneやChampionsスキンなどの限定スキンに弱く、すぐに課金してしまう癖がある。