Dambi「Stage 1でも無敗記録を続けられるように、そしてグランドスラムと呼ばれるキャリアを達成できるように頑張ります」無敗の快進撃を見せたNS、決勝3-0で圧巻のMasters優勝へ

2026年3月16日、VALORANT Masters Santiago 2026 Grand Finalが行われ、Nongshim RedForce(以下、NS)がPaper Rexに3-0で勝利を収め、優勝に輝きました。試合後のプレスカンファレンスにて行われたNSへのインタビューの内容を、翻訳してお届けします。

インタビュー

――Dambi選手は過去のインタビューで、中学校までサッカーをしていたと話していました。この会場は、サッカーの競技場としても使われる場所ですが、今日ここで優勝しMVPを獲得したことで、スーパースターになったように感じますか?そして、サッカーで成し遂げられなかった夢を叶えたように感じますか?

Dambi:正直、サッカーはそれほど上手ではなかったので、それほど大きな夢は持っていませんでした。ですが、今はこのように大きな夢を持ち、世界最高になれたことがとても嬉しいです。

――Rb選手は韓国国内でも世界的に見ても、ベテラン中のベテランです。昔はネオンの先駆者としても知られていましたね。長いキャリアのなかで、国際大会での優勝が欠けていましたが、ついに今日トロフィーを掲げました。このNSのロスターは、これまでのチームや選手たちと比較して、どのように違うでしょうか?

Rb:まず、僕がDRX時代にネオンを使っていたことを思い出してくださって、ありがとうございます。Dambi選手のネオンが上手いという話は、以前からよく聞いていましたが、実際にNSに入ってDambi選手のネオンのプレイを見ると、驚異的だと感じました。

僕はVision Strikersから始まり、DRX、そしてVCT CNリーグでもプレイし、様々な経験をしました。その経験を通じて、「この経験を誰かに伝えたい」ということを、NSに来てから考え始めたように思います。

僕が理想とする形や経験値というものを、この若いメンバーたちに教えてあげれば、どこまで成長するだろうかと、期待していた部分もありました。僕たちが困難にも耐え、お互いに支え合ったおかげで、今日ここまで来られたのではないかと思います。

――Francis選手への質問です。あなたは今大会で最高のヨルだったと言えるほどの、驚異的なインパクトを残しました。すべてを勝ち取った今、どのように感じていますか?そして、昨年のAscensionから始まり、今日トロフィーを掲げるまでの道のりを、どのように表現しますか?

Francis:Ascensionの頃から、ずっと良いパフォーマンスを見せてきましたが、PacificからMastersにかけては、少し不調な姿を多く見せてしまいました。僕のキャリアの中で最高のキャリアを築いたにも関わらず、個人的には最も辛かったシーズンだったように思います。

そのようなシーズンを、サンミン兄さん(Rb選手)がいつも横で静かに慰め、励ましてくれたので、うまく乗り越えられました。隣にいらっしゃる監督(SilKanoNヘッドコーチ)も黙々とチームの調整をしっかりしてくださったので、僕が早く回復して上がって来られたのではないかと思います。そして、僕が立ち直るまで、チームもとてもよく耐えてくれたので、チームメイトにもとても感謝しています。

――Francis選手への質問です。今日これほど圧倒的なスコアで相手を倒すと思っていましたか?そして、最後のラウンドに勝ったとき、お互いに何と言いましたか?

Francis:正直、Paper Rexとはいつか当たるとしたら、僕たちが大勝するか、大敗するかのどちらかになるだろうと思っていましたが、まさかこれほど大差で勝つとは思いませんでした。そして、最後のラウンドに勝ったときは、「ついにやり遂げたね」と話しました。

――SilKanoNコーチへの質問です。NSはPacific地域を制覇し、Mastersまで制覇しました。次の目標は何ですか?

SilKanoN:最終目標は、もちろんChampionsへの進出です。ただ、その前に去年行けなかったロンドンにも行きたいですし、EWCにも行きたいです。参加できる大会には全て行って結果を出したいので、目標の範囲はかなり広いです。

――MVPを獲得したDambi選手に質問です。韓国は昔からeスポーツ強国として知られています。Dambi選手から見て、その理由は韓国人のDNAにあると思いますか?それとも、社会的に獲得された才能、あるいはコミュニティがチームに抱く期待に応えようとする多大な努力の結果だと思いますか?

Dambi:僕が思うに、韓国はPCバン産業が発達していて、子供たちがゲームをするのに便利な空間が多いことが挙げられると思います。そして、eスポーツ界にはFaker選手がいて、他の韓国人選手たちも彼を見習ってゲームをします。

最近は、ゲームがより身近になった時代なので、親世代もゲームに対する認識が良くなったように思います。親と子供が一緒にゲームをする環境もあると思うので、そういった点で韓国はゲームが上手なのだと思います。

――SilKanoNコーチへの質問です。NSは今回のMastersで無敗で勝ち進み、トロフィーを掲げました。NSは今大会で新しいメタ、新しいプレイスタイルを導入したと思いますか?

Silkanon:私たちも他チームと大きく変わらない2デュエリスト構成で臨んだと考えています。それでも違うのは、DambiのネオンやFrancisのヨル、Rbのオーメン、Xrossのソーヴァやフェイド、Ivyのヴァイパーなど、選手たちがそれらのエージェントを熟知し、高度に扱えるからこそ違いが出たのだと考えています。

――Dambi選手への質問です。今回のMasters Santiagoに向けて、どのように準備しましたか?前に出て状況を作り出すデュエリストとして、そのプレッシャーをどのように乗り越えましたか?

Dambi:Mastersの準備は、僕たちが普段してきたことと変わりません。正直Ascensionでとても多くの経験をしたので、それに比べればプレッシャーはあまりなかったように思います。

デュエリストとしてのプレッシャーも、あまりなかったと思います。僕がエントリーしても、その状況で常に味方がカバーしてくれますし、僕が倒されたとしても後ろでトレードが起きると思いながら進むので、大きなプレッシャーはありませんでした。

――Rb選手への質問です。今回、Mastersでチャンピオンになりましたが、ワールドチャンピオンになるためには、まだどこか改善すべき部分があると思いますか?

Rb:現時点では、ないと思います。

――Francis選手、Ivy選手、Dambi選手は皆、元々Sin Prisa Gaming(以下、SPG)のメンバーでした。プレミアからAscension、そしてMasters優勝まで、どうやってこのレベルまでチームを引き上げてきたのでしょうか?

Francis:当時も僕たちは十分に上手だと思っていましたし、ティア1の舞台で経験を積んでいけば、さらに能力を上げられると考えていました。そして、何よりもチームメイトの成長が大きく、DambiのネオンやIvyのセンチネルとしてのパフォーマンスがすごく向上したので、このように成長できたのだと思っています。

――Dambi選手はプレミアから始まり、段階的に選手として成長し、今回の大会優勝、MVP獲得まで成し遂げました。チームとして、そしてDambi選手としての夢はここで叶ったと言えますか?

Dambi:僕たちがアマチュア時代から夢見てきたことは、国際大会での優勝だったので、今それを叶えられたようで、とても嬉しいです。僕たちの目標は、最終的にChampionsへの進出であり、Championsに進出できれば、最終的には優勝が目標になると思います。

――sungminコーチへの質問です。多くのロスターをコーチングされてきたと思いますが、NSの現在のロスターは何が特別なのでしょうか?

sungmin:正直、これは答えるのが難しい部分だと思います。私が教えてきた他の選手たちよりも、このチームが特別であることは確かだと思います。ただ、その細かい部分を説明するのが本当に難しいです。

同じ瞬間に再び緊張しないことや、同じ瞬間に少しでも良いパフォーマンスを見せる、といった些細なことが集まって、最終的に私たちのチームを特別にしていると思いますが、言葉にできない内包された何かがあるように思います。

――yomanコーチへの質問です。最近まで選手生活をしていて、コーチになられました。コーチとして国際大会のトロフィーを掲げることは、yomanコーチにとってどのような意味を持ちますか?

yoman:隣で選手たちを見ながら、5人全員から学ぶことが多いです。私も選手だったので、「彼らのようにやっていたら、私も何か違ったかな?」といったことを考えさせてくれる、刺激を与えてくれる選手たちだと思います。なので、とても特別な経験だと思います。

――Dambi選手に質問します。NSはPacific優勝とMasters Santiago優勝を、すべて無敗で成し遂げました。これについて、どのように感じていますか?

Dambi:僕とFrancis、Ivy、そして監督は、僕たちがChallengersからAscensionに昇格するときも、無敗で勝ち上がりました。その時も、その連勝を破られたくないという気持ちがとても大きかったです。

今回もまた連勝することができたので、Stage 1でも無敗記録を続けられるように、そしてグランドスラムと呼ばれるキャリアを達成できるように頑張ります。

――Rb選手にとって、VALORANTのキャリアは6年になります。現在の気持ちはどうですか?

Rb:6年という期間を覚えていてくださってありがとうございます。今の気持ちは、とにかく他のどの日よりも最高に気分が良い日です。僕がVALORANTのベータ版から始めたとき、僕は学んでいる人間として考えていたように思いますし、自分が上手いと保証できると自ら考えたことは正直なかったように思います。

StaxやBuZz、k1Ng、GlowとVision Strikersとして活動していたころ、そしてDRXで活動した2023年までの3年間は学んでいたと思います。そして、VCT CNリーグに行きながら、学びをどのように活用すべきか、人生をどのようにさらに広げていくべきか、ということをたくさん考えていました。

その後、NSに入ってここまで来られたのですが、結果として大事だったのは学びとチームメイト同士の支え合い、そして最も重要なのは当然のことですが、努力だったと思います。

――Dambi選手に質問します。MVPブレスレットは重いですか?また、チームメイトたちにも着けさせてあげますか?

Dambi:適度な重さですね。チームメイトが着けたいと言えば、そうします。チームメイト全員が頑張ってくれたおかげで獲得できたMVPだと思っているので。

Stage 1は4月3日より開幕

VCT Pacific Stage 1は、4月3日より開幕。Stage 1では、6月に開催されるMasters Londonへの出場をかけて戦い、上位3チームが出場権を手にします。NSの無敗記録はいつまで続くのか、今後も見逃せません。

綾本ゆかり

Xアカウント:@ayayuka99

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