iZu「Munchkinが加入してIGLを引き継いでから、チームとしてどう戦えばいいのか迷っていた。その答えを見つけるまでに時間がかかってしまった。」─ T1はG2に敗れChampions Shanghaiベスト6、T1が直面したメタへの適応と新IGL体制での試行錯誤を振り返る

2026年10月11日、「VALORANT Champions 2026」のPlayoffs Lower Round 2で、T1はG2 Esports(以下、G2)にマップカウント1-2で敗北。大会ベスト6で敗退が決定しました。

第1マップのロータスを11-13で落としたT1は、第2マップのアビスを13-10で取り返すものの、最終マップのアセントでは6-13で敗北。2025年の「VALORANT Masters Bangkok 2025」決勝で3-2の勝利を収めたG2との一戦を、今回は制することができませんでした。

試合後、T1のiZu選手が海外メディア「Hotspawn」の個別インタビューに応じ、2026年シーズンを通じて直面した課題や、G2戦での敗因、初めて進出したChampions Playoffsについて語りました。

メタへの適応に苦しんだ2026年、Munchkin加入後の試行錯誤

2025年11月、T1にはGen.GでIGLを務めていたMunchkin選手が加入。新たなIGLを迎えたT1は、2026年のPacific Kickoffで準優勝を果たし、「VALORANT Masters Santiago 2026」への出場権を獲得しました。

しかし、Masters SantiagoではSwiss Stageで敗退。その後のPacific Stage 1でも4位に終わり、Masters Londonへの出場を逃しました。

iZu選手はインタビューで、シーズン序盤のチームがメタへの適応に苦戦し、自分たちに合わない戦い方を続けていたと振り返っています。

─ 今年、個人として、そしてチームとして成長し、世界に示すことができた点は何ですか?

iZu:シーズン序盤はメタへの対応が遅れていて、流行している戦い方を追いかけるような状態でした。当時やっていたプレースタイルも自分たちにはあまり合っていないと感じていましたし、結果的にMasters LondonやEsports World Cupへの出場も逃してしまいました。

でも、その後はChampionsを目標にして、自分たちらしい戦い方や、自分たちに合ったスタイルを見つけようと取り組んできました。そういった部分を見せられたことが、チームとしても僕個人としても、今年一番成長できたところだと思います。

─ 現在のメタはT1にどのように合っていると感じていますか?

iZu:シーズン序盤のネオンとヨルが中心だったメタは、僕たちにすごく合っていたと思います。
ただ、Munchkinが加入してIGLを引き継いでからは、チームとしてどう戦えばいいのか、少し迷っていた部分がありました。その戦い方を見つけるまでに、時間を使ってしまったと思います。
今のメタも僕たちには合っていると感じているので、今回のChampionsでその強みを十分に発揮できなかったことは少し残念ですね。

G2戦での敗因 ─ 第3マップ後半ピストルラウンドでの失点

T1とG2は、2025年のMasters Bangkok決勝に加え、2026年のMasters Santiagoでも対戦しています。

今回のChampionsでは、G2が第1マップのロータスを13-11で先取。T1は第2マップのアビスを13-10で取り返しましたが、第3マップのアセントではG2に主導権を握られ、6-13で敗北しました。

─ 以前のG2戦と今回の試合では、どのような違いがありましたか?

iZu:去年G2と対戦したときは、僕たちが準備していたゲームプランをうまく見せることができず、自分たちらしいプレーができませんでした。でも、今回はしっかり準備ができていましたし、ゲームプラン自体も良かったと思います。ただ、それを試合の中で完璧に実行することができませんでした。G2も安定していて、すごく良いプレーをしていたので、その両方が敗因だったと思います。

─ 第3マップのアセントでは、攻撃側で流れをつかめませんでした。その原因は何だったのでしょうか?

iZu:G2はチェンバーを採用していて、比較的守備的な構成だったと思います。後半のピストルラウンドを落としたあと、エコラウンドのことを考えると、後半の第3ラウンドを取ることが重要でした。でも、そこで負けてしまったことで僕たちのエコラウンドが厳しくなり、その後も不利な状況が続いてしまいました。G2はチェンバーのオペレーターを最大限に活かすゲームプランだと思いましたが、僕たちがその第3ラウンドを落としたことで、相手にアウトローやオペレーターを使われる展開になってしまいました。

初のChampions Playoffs進出、iZuが振り返るシーズン最大の喜び

T1は今大会、Group Stageで100 Thievesに敗れながらも、JD GamingとFUT Esportsを下し、チームとして初めてChampions Playoffsへ進出しました。

Playoffs初戦ではNRGに0-2で敗北しましたが、その後はPaper Rexに2-1で勝利。しかし、G2戦で敗れたことで大会ベスト6という結果に終わりました。

─ 今年最も嬉しかった瞬間と、最も苦しかった瞬間を教えてください。

iZu:一番つらかったのは、Masters LondonとEsports World Cupへの出場を逃したことですね。この2つの大会は時期も重なっていたので、僕にとっては今年一番苦しい出来事でした。逆に、一番嬉しかったのはChampionsのPlayoffsに進出できたことです。チームの中でChampionsのPlayoffsを経験したことがあったのはBuZzとstaxだけで、他のメンバーにとっては初めての経験でした。だから、進出が決まったときはみんな本当に嬉しくて、チーム全員ですごく喜んでいたのを覚えています。

─ 最後に、今大会はどのチームが優勝すると思いますか?

iZu:Grand Finalの前日に、しっかりご飯を食べて、しっかり睡眠を取れたチームだと思います(笑)。

T1はChampionsベスト6で2026年シーズンを終了

2025年にMasters Bangkok優勝を経験し、2026年は新たなIGLを迎えて再出発したT1。Masters LondonやEsports World Cupへの出場を逃すなど苦しい時期もありましたが、Championsでは組織初のPlayoffs進出を達成しました。

iZu選手にとっても、初めてChampions Playoffsの舞台を経験した2026年。国際大会優勝には届かなかったものの、今シーズンの経験を糧に、T1が来シーズンどのような姿を見せるのか注目が集まります。

なる

24歳のライター。推しのVALORANTプロ選手はkaajakとsato。
ArcaneやChampionsスキンなどの限定スキンに弱く、すぐに課金してしまう癖がある。

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