ついにこの時が。ネオンのバグ発覚により一時使用停止 ―― パッチ12.09の復帰と同時にナーフと発表

5月7日、Riot Gamesはデュエリスト「ネオン」のスキル「ファストレーン」に競技性に関わるグラフィック上のエクスプロイト(不正利用可能な不具合)が発見されたとして、PC版においてネオンを一時的に使用不可にしたことを発表しました。

公式は本日、「it's happening」のメッセージを添えた告知画像を公開。復帰は次回のパッチ12.09が予定されており、それまでの期間、ランクマッチおよびアンレートを含む全モードでネオンは選択不可となります。コンソール版については現時点で告知の対象外です。

VALORANTは、およそ2週間に1回のスパンでパッチを更新しており、パッチ12.09は5月12日前後になると予想されます。

競技性にかかわる「グラフィックエクスプロイト」

公式の説明によれば、今回の措置はファストレーンに紐づくグラフィック処理上の不具合が競技性に影響を及ぼすと判断されたためです。具体的なエクスプロイトの内容についての詳細は公開されていません。

Riotは過去にも、テホの誘導サルヴォの不具合発覚時にはエージェントの使用を、フラッシュ無効化バグが発覚した際にはコンペティティブキューを一時停止するなど、競技性が脅かされる事案に対しては迅速にプレイアブル要素を取り下げる対応を取ってきました。

注目すべきは、この告知が単なる緊急バグ対応にとどまらない点です。Riotは同時に「以前から進めていたネオンのキット調整」をパッチ12.09で同時実装する旨を明かしました。具体的な数値や対象アビリティについては「明日、開発陣から詳細を共有する」とされており、緊急の使用停止と予定されていたバランス調整がたまたま同タイミングで重なったかたちです。

ランクから競技シーンまでをも揺らしてきた「ネオン問題」

VCT 2026 Stage 1の最初の2週間において、ネオンの全4地域平均ピック率は77.25%に達し、2022年にメタを支配したチェンバーのピーク値63%をも上回る数字 を記録していました。これは『VALORANT』の競技史において、単独エージェントによるメタの支配としては最も顕著な例です。

ただし、現場のプロ選手・コーチの見解は「ネオンが壊れている」という単純なものではなく、彼女を止めるために設計されてきたカウンターが弱体化され続けてきた結果である、という指摘が中心でした。

FULL SENSEのIGLであるCrws選手も、強力なエージェントを片端からナーフする方針には慎重な姿勢を示しています。

それでもRiotは、コミュニティおよびリーカー筋からの予想として、スライドの精度とスプリント持続時間を対象としたナーフ を準備していると伝えられていました。今回の「過剰調整された部分への対応」という公式表現は、これらの事前情報と方向性において一致します。

 今後の競技シーンへの影響

現在、各地域でVCT 2026 Stage 1が進行中です。ただし、競技大会ではプロパッチが採用されており、一般公開されている版とはタイムラグがあるため、進行中のVCTマッチに即座に影響する可能性はないと見られます。

一方で、12.09でのバランス調整がプロパッチに反映されれば、ピック率77%超のネオンメタに間違いなく大きな変化が生じることになります。

復帰時に提示される調整内容と、その後のVCTメタの変動は、Masters London及びその後の競技シーンに向けた最大の注視点となるでしょう。

黒瀬

猫となかよく

share