Global EsportsがPaper Rexを2-1で下し、FULL SENSEがT1に2-0で勝利。Masters London出場権を獲得 ─ VCT Pacific 2026 Stage 1 Playoff Day2、上位シードが揃って敗北

5月8日に行われたVCT Pacific 2026 Stage 1 Playoff Day2の2試合で、Global Esports(GE)がPaper Rex(PRX)に勝利し、FULL SENSE(FS)がT1に対してリベンジを果たしました。グループステージ首位突破のチームが両試合ともに敗北し、ジャイアントキリングが連続する波乱の一日となりました。

 

GEとFSの2チームがMasters London 2026の出場権を確定させ、アッパーファイナルに進出。一方のPRXとT1はロウワーブラケットへ降格し、残る1枠のMasters London出場権、そして地域王者の座を懸けた敗者復活戦に回ることとなりました。

本稿では、本日行われた2試合の概要とインタビューの要約をお届けします。

Match 1:Global Esports 2-1 Paper Rex 

第1試合は、Group Alpha首位通過のPRXと、プレイオフ初日にRex Regum Qeonを2-0で下したGEの対戦となりました。

第1マップのブリーズではシーソーゲームが続きましたが、GEが最後に突き放す形で勝利。続く第2マップのロータスではPRXが本来の攻撃的なスタイルを取り戻して取り返しましたが、パールでは再びGEが終始リードし続け、2-1でBo3を制しました。

GEにとっては初となるPRXへの勝利、そしてチーム史上初の国際大会出場権獲得という二重の意味で記念すべき勝利です。試合後のインタビューにおいて、Kr1stal選手はPRX戦を振り返り、以下のように語っています。

─おめでとうございます。まずは見事PRX相手に初勝利を収めて、Masters進出確定となりました。今のお気持ちをお聞かせください。

Kr1stal:PRXに初めて勝ててとても嬉しいです。これまでのシーズンを通してもそうですし、私のキャリアとしてもPRXに勝ったことがなかったのでとても嬉しいです。また、Mastersに進出することができることも嬉しく思っています。

─ ありがとうございます。そして、今日勝利を収めたブリーズ、パールでは防衛側で圧倒的なコントロールを見せていたと思います。今日の試合の勝因を教えてください。

Kr1stal:PRXに対して何か対策をした訳ではなく、あまり練習する時間がなかったので、自分たちの普段通りのプレイをしようということを心掛けました。プレイのペースに関しては気をつけていたかなというところがありますが、何か意識して変えたということは特にありませんでした。

─Masters Londonはもちろんですが、アッパーファイナルに上がったことで、このVCT Pacificのファイナル、ホーチミン行きも確定しました。ぜひ今後の試合の展望をお聞かせください。

Kr1stal:まず目の前の試合にフォーカスしていきたいので、次の試合に集中すること、そして、できるだけ高い位置でMasters Londonに行くというところを、私たちの中では意識していきたいと思っています。

Match 2:FULL SENSE 2-0 T1 

第2試合は、グループステージを5-0で完走した今大会最大の優勝候補T1と、Tier1に参入したばかりのFSの対戦となりました。

注目すべきはFSの構成選択です。第1マップのパール、第2マップのロータスのいずれにおいても、primmie選手がジェットを担当。さらに両マップでヴァイスを組み込むという、現在のメタにおいては挑戦的な構成を見せました。

スコアはパールが13-9、ロータスが13-8でいずれもFSが奪取。Bo3でのストレート勝利という、想定を超える結果でT1を下しました。

T1は2025年シーズンにMasters Bangkokを制した実績を持ち、グループステージでも全勝を維持していたチームです。そのT1に対してのFSの今回の勝利は、そのエイム力がプレイオフの舞台でも本物であることを示す結果となりました。

試合後、FSのsushiboysコーチは初の世界大会出場決定について次のようにコメントしています。

─おめでとうございます。まずはこのT1にリベンジを果たして、Masters Londonの出場が決定しました。今のお気持ちをお聞かせください。

sushiboys:とっても嬉しいです。選手たちも初めてのMastersとなるので、彼らにとっても嬉しい体験だったなと思っています。

─ありがとうございます。そしてsushiboysコーチとしても初の、世界大会になると思います。選手時代から見た世界大会と、このコーチ目線で見る世界大会というのはどのように違いますか?

sushiboys:コーチとしてはより戦略に集中してマッチを見ていくことになるので、選手としてよりも大きな視点で見ているという点が違うかなというふうに思います。

─最後に、sushiboysコーチのファンは日本にもたくさんいらっしゃるので、ぜひ日本のファンに向けた一言と、そして最後に、お寿司が好きかどうかだけ、教えていただければと思います。

sushiboys:日本の皆さんいつも応援ありがとうございます。FSというチームと、それと自分を応援してくれてとても感謝しています。お寿司、大好きです。よく食べています。

Day3以降の展望

本日の結果を受け、ロウワーブラケットには現在、Day1で敗れたRRQ、Kiwoom DRX、そしてDay2で敗れたPRX、T1、ロウワーブラケットスタートのDetonatioN FocusMe、Nongshim RedForceの6チームが集まる構図となります。

Masters London 2026への出場枠は計3枠。すでに2枠をGEとFSが確保しており、残る1枠を巡る争いはロウワーブラケットに移行します。Masters Santiagoで歴史的な無敗優勝を果たしたNongshim RedForce、そしてPRX、T1という地域の主要勢力が激突する構図は、Stage 1プレイオフの後半戦をより注目度の高いものにしています。

次戦は5月9日 17時から行われるRex Regum Qeon vs DetonatioN FocusMeです。

黒瀬

猫となかよく

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