alecks「批判を受け入れるためには人としても成長しなければならず、長い間チームとして活動を続けるためには全員が共に成長していかなければなりません。それは集団において非常に難しいことですが、私たちは成し遂げました」─ PRXはVITに2-1で勝利。次戦は6月19日にEDGと対戦

2026年6月15日、VALORANT Masters London 2026 Playoffs Day 4 第2試合が行われ、Paper Rex(以下、PRX)がTeam Vitality (以下、VIT)に2-1で勝利を収めました。今回は試合後のプレスカンファレンスにて行われたPRXへのインタビューの内容を翻訳してお届けします。
──前年のオフシーズン中にPRXへ加入されてから長い時間が経ちましたが、コーチとしてチームにどのような影響を与えられたと考えていますか。また、ご自身のコーチングスタイルはどのように進化しましたか。
Wendler:最初の頃は間違いなく、日々が手探り状態で経験の連続でした。相手の対策であれ、ゲームプランの構築であれ、彼らを導くために自分がどれほど手助けできるか、その距離感を探っていたんです。現時点では、選手たちと私とalecksコーチが毎日話し合い、非常に素晴らしい落としどころを見つけられたと思っています。そして、それは今のチームの結果としてしっかりと表れていると感じています。
──alecksコーチとf0rsakeN選手に質問です。ファンやアナリストがPRXをこの大会の優勝候補として考えていますが、プレッシャーはありますか。
alecks:過去であればそれは大きな問題になっていたと思いますが、最近では、すでに国際大会のトロフィーを一つ獲得することができたので、メンバーたちはそれについてよりリラックスして臨めていると思います。もちろん、まだタイトルを獲得していない新加入のinvy選手のために勝たせてあげたいという気持ちはありますが、今の私たちは目の前の一日一日を大切にすることを学びました。ですから、これからのすべての大会において、常にその日その日のベストを尽くすだけです。
f0rsakeN:私にとっても、alecksコーチとほとんど同じ考えです。私たちは特に周囲からの期待を気にしたりしていません。どうなろうとも、ただ自分たちのベストを尽くします。

──alecksコーチに質問です。ベトナムでのStage 1 Grand Finalの際に、注目しているチームやプレイヤーがいるかお聞きした際、Sayonara選手とVITの名前を挙げられていました。ついに彼らと対戦する機会を得たわけですが、この対戦についての感想を教えてください。
alecks:ええ、彼らは本当に素晴らしいチームでした。どんなチームであっても、世界のトップを目指すためには個々の才能とチームワークを伸ばしていく必要があります。VITには才能がすでに備わっていますが、チームワークを完成させるには少し時間がかかるでしょう。ですから、彼らが共に過ごす時間の中で、今後非常に強力なチームになっていくことを期待しています。そしてSayonara選手については、今回の対戦を通じて、今後何があっても、素晴らしいキャリアを築いていく選手になるだろうと確信しました。
──alecksコーチに質問です。先ほど行われたEdward Gaming(以下、EDG)の試合後のインタビューで、彼らは「PRXとはお互いを非常によく知っており、スクリムもたくさん行い、国際大会での対戦ではPRXの方に軍配が上がっているため、むしろVITと対戦したかった」と話していました。数日後に行われるアッパーブラケット決勝のEDG戦について、どのような展開を期待できるでしょうか。
alecks:これまでのEDGとの対戦よりも激しいものになると思います。2024年のEDG対PRXの試合の数々を思い出していただければ分かりますが、いつも非常に激しい撃ち合いが繰り広げられてきました。私たちは撃ち合いに勝つことが非常に重要であると考えていますし、何よりサーバー内には、something選手とZmjjKK選手という2人の世界最高峰のオペレーター使いが存在することになります。ですから、両チームともそれらを軸にプレイを展開しようとするでしょう。また、彼らと私たちのエージェント構成が似ており、スプリットやロータスは同じ構成です。なので、(戦術や構成の相性などがないため)選手ら自身の心理戦が重要になると思います。いずれにせよ、非常にペースが速く激しい試合になることは間違いありません。
──d4v41選手に質問です。PRXは世界中のどこへ行っても、まるでその都市の地元チームであるかのように、常に非常に多くの熱い応援を受けています。世界中でこれほど多くのサポートを受けられることは、プレイヤーとしてどのような意味を持っていますか。
d4v41:私にとっても、おそらく他のチームメイトにとっても、自分たちの努力が報われていることの証明だと感じています。カメラの回っていないところで一生懸命練習に励み、日々の努力を重ねて大会にやってきたときに、会場でこれほど多くのサポートを得られるというのは、本当に素晴らしい気分です。世界中にこれほど多くのファンがいてくれることは誇らしいですし、現地のファンの歓声が大きければ大きいほど、私たちはより幸せに感じます。本当に感謝しています。

──f0rsakeN選手に質問です。次のUpper Finalでの試合は、過去に何度も対戦しているEDGが相手ですが、今回1年ぶりにロンドンの舞台でそのマッチアップが戻ってくることになります。EDGと対戦するにあたって、どのような期待を持っていますか。
f0rsakeN:私にとっては特に期待やプレッシャーのようなものはありません。EDGにはエースのZmjjKK選手がいますし、間違いなく接戦になると思います。競技シーンの初期の頃から、このZmjjKKという選手が非常に素晴らしいオーラ(カリスマ性)を持っていることを知っているので、彼らと対戦することにとてもワクワクしています。どうなるか楽しみですね。彼らとの素晴らしい試合を純粋に楽しみたいです。
alecks:あなた自身のオーラについては、相手のZmjjKK選手と比較していかがですか?(笑)
f0rsakeN:私のオーラですか?オーラの面では私は負けると思います(笑)彼は本当にものすごいオーラを放っていますからね。
──d4v41選手に質問です。PRXは今日の勝利によって、シーズン最大の国際大会であるChampions 2026への出場権を確定させました。これにより、チームはVCT Pacific Stage 2で「Championsへの出場権を獲得しなければならない」というプレッシャーから解放されましたが、どのように感じていますか。
d4v41:Championsの出場権を得られたのは嬉しいですが、Stage 2でも優勝するために最善を尽くすつもりです。そこではChampions 2026に向けた最高の練習になると思います。また、上海に行くことをとても楽しみにしています。中国には非常に多くのPRXファンがいますからね。Stage 2を貴重な練習の場として捉え、しっかりと勝利を重ねて「最高バージョンのPRX」を披露し、現地のファンに試合を楽しんでもらえるようにしたいです。
#VCTPacific Stage 2
— VALORANT Champions Tour JAPAN (@valesports_jp) June 15, 2026
Week 1 Day 3 が終了し、開幕週の全日程が完了!📊
激動のWeek 1を経て、各グループの順位表が更新されました。
次週、Week 2の戦いにもぜひご注目ください!⚡️
#VALORANT #VCT #VALORANTChampionsTour
──これまでに世界中の様々な大会を訪れた中で、上海とロンドン以外で最もお気に入りの都市はどこですか。
d4v41:本当にたくさんありますね。アイスランドでの大会は素敵でしたし、日本(東京)での大会も最高でした。他にも色々ありますが、多すぎて選びきれません。ただ、日本は間違いなく私のトップ3に入ります。あとは中国と、オフシーズンに帰省したマレーシアでしょうか。将来的には母国マレーシアでも公式の国際大会が開催されることを心から願っています。
──alecksコーチに質問です。本日、PRXは6月19日から始まるFinalsへの進出を決めました。Masters Santiagoの時と比較して、ロンドンバージョンのPRXはさらに強力になっていると思いますか?
alecks:私たちは今、当時よりも間違いなく危険で強力なチームになっていると思います。これまでの大会と比べて、現在のメタは私たちにとってより快適だからです。Santiagoでのメタでは、すべてのマップでネオンを使わなければならないといった歪さがあり、それは私たちの戦術的に難しいことでした。また、新メンバーであるinvy選手と過ごした時間も増え、PRXのスタイルに適応するプロセスを、チーム全体で乗り越えることができました。今はメタ的にもチーム事情的にも、私たちは良い位置にいると思っています。
──alecksコーチに質問です。リーグ制度が始まって以来、PRXにとってこれが7回目のFinals weekend進出(4位以上確定)となります。メタが激しく変化する中で、PRXのロスターとそのコアメンバーが、これほど長期にわたり一貫性を保ち、柔軟であり続けられた理由は何だと考えていますか。また、これまでのメタの中で最もお気に入りのメタはどれですか。
alecks:常に自分たちのやり方でゲームをプレイしようとしてきたこと、それが最も大きな要因だと考えています。そして、メンバーたちがコーチ陣の提示する戦術を非常に深く信頼してくれていることも挙げられます。この素晴らしい選手たちをコーチできることは本当に光栄なことであり、彼らをとても誇りに思っています。彼らがプレイヤーとしても、一人の人間としても大きな進化を遂げることができたことは称賛に値することだと思います。そして、それがあったからこそ、何度も厳しいメタ変更を乗り越えることが出来ました。かつて、チームの話し合いの中でsomething選手が言っていた言葉を引用しますが、批判を受け入れるためには人としても成長しなければなりません。そして、長い間チームとして活動を続けるためには、誰か一人ではなく、全員が共に成長していかなければなりません。それは集団において非常に難しいことですが、私たちは成し遂げました。これはゲームの外の話ではありますが、人としても成長したおかげで、自分たちがゲームをどのように捉えるか、そして勝敗にかかわらずどのように物事にアプローチするかについて影響を与えていると思います。私たちは過去に何度も手痛い敗戦を経験してきましたが、今もなおここに立っていますし、そのすべての経験から多くを学びました。

alecks:そして、私のお気に入りのメタについてですが、やはりJinggg選手が超高速でレイズをプレイし、暴れ回っていた2023年のChampionsですね。彼はブラストパックで本当に遠くまで飛ぶことができたので、コーチ陣としてもクリエイティブな奇襲作戦を作ることができて楽しかったです。その後は、something選手がヨルを自由自在にコントロールしてプレイするのを見れたことも、非常に楽しい経験でした。少なくともその2つが私のお気に入りです。
──something選手に質問です。EDGとPRXという巨大なファンベースを持っている2チームが、数日後のUpper Finalで激突しますが、世界中のファンに向けて何かメッセージはありますか。
something:いつも私たちを応援してくれて本当にありがとうございます。ここロンドンで素晴らしい試合を見せられることを願っています。私たちはすでに、今大会で十分なチャンピオンシップポイントを獲得し、Champions 2026への出場権を確定させるという大きな目標を成し遂げました。次のEDG戦でもチーム一丸となって全力を尽くしたいと思います。
──d4v41選手に質問です。この3マップに及ぶ対戦の中で、VITに最も苦しめられた部分は何でしたか。また、どのようにそれに対応しましたか。
d4v41:今回は特に、彼らのプレイスタイルを分析するためにいつもよりも時間をかけました。というのも、対戦前にVITのChronicle選手が「PRXは自分たちと対戦するのを恐れて避けている」といった旨の発言をしているのを目にしたからです(笑)まさにその挑発があったからこそ、逆に「徹底的に研究して倒してやる」という強いモチベーションが生まれました。それ以外では、彼らにはDerke選手やChronicle選手のような、非常に経験豊富なプレイヤーが揃っています。そうした世界トップクラスのプレイヤーたちを真っ向勝負で倒すことができるのは、いつも素晴らしい気分になります。VITの厄介な部分を挙げるなら、EMEA特有の非常にスローテンポなプレイスタイルですね。非常に遅くて睡魔に襲われました(笑)もちろん、本当に素晴らしいチームでしたよ。
──something選手に質問です。あなたはMasters Londonの中で「個人技最強プレイヤー」と称されていますが、あなた自身にとって今回の最大の課題は何でしたか?また、予想外なチームなどはありましたか?
somethingちょっと待ってください、私が「個人技最強」ですか?ガッデム(笑)
alecks:それはprimmieです(笑)
something:正直に言うと、私たちがPlayoffに進出して初戦の相手にLEVIATÁNをピックしたとき、チーム全員が何としても最初の試合に勝てることを願っていました。なぜなら、第1シードで通過してPlayoffに直行するチームにとって、Swiss Stageを戦って勢いに乗っているチームとあたる初戦こそが、大会全体の中で最も危険で、最も重要な一戦になるからです。私個人のパフォーマンスとしては、今のところ非常にうまくプレイできていると感じています。ただ、今日のVIT戦でのスプリットに関しては、いくつかの課題が残り、間違いなく修正が必要です。まあ、これからalecksコーチとWendlerコーチが助けてくれるはずなので心配していません(笑)全体として、今のところチームの仕上がりは非常に順調です。

今回勝利したPRXは次戦、6月19日22時より開催されるUpper Finalへと進み、EDGと対戦します。
そして、敗北したVITは次戦、6月16日に行われるPlayoffs Day 5 第2試合にてFUT Esportsと対戦します。
ふぉかっちゃ
よろしくお願いします!好きな選手はSugarZ3ro 好きなチームはGen.Gです!