【単独インタビュー】QTD misaya「“負けたあと泣くんだろうな、俺”って、ガチで10回くらい考えてました」Kippei「6~7連勝したらChampionsいけるらしいんで、最速で勝って上海行きます!」― 悲願の優勝を果たしたQTD。“ラスボス”に挑んだグランドファイナル振り返りと、VCT Pacificへの自信

2026年7月26日、VALORANT Challengers Japan 2026 Season Finals Offline DAY 2 グランドファイナルが行われ、QT DIG∞(以下、QTD)とREJECT(以下、RC)が対戦。QTDはマップカウント3-2でグランドファイナルを制し、優勝に輝きました。試合後に実施した、QTD misaya選手とKippei選手への単独インタビューの内容をお届けします。

インタビュー

――優勝おめでとうございます!

misaya:よいしょーー!

――それでは改めて、優勝した本日の感想を教えてください。

misaya:長かったですね。何回負けることを考えたか。「負けたあと泣くんだろうな、俺」って、ガチで10回くらい考えてました。でも、勝てて良かったです。

Kippei:このメンバーで勝てて、めちゃくちゃ嬉しいです。みんな頑張ってたので。

――misaya選手はIGLとしても含めて、自身のプレイの手応えはいかがでしたか?

misaya:アセントはもう何も考えられなくなっちゃって、そこがちょっとマイナスでした。でも、他のマップは皆も頑張ってたし、僕自身もコール頑張れたと思うので、仕事はできていたかなと思います。 

Kippei:最後の方はちょっと微妙だったんですけど、ロータスとかはものすごく良いフィジカルで試合に挑めていました。こういうところでも通用するんだという感覚があって、嬉しかったです。

――RCはここまでの戦績から見ても、ラスボス的な存在だったと思います。このグランドファイナルに、どんな気持ちで挑んでいましたか?

misaya:Main StageでRCと戦った時は、「絶対勝てないやん」みたいな感じだったんですけど、問題点がわかってそれをしっかり直せたので、少なくとも自信はありました。でも、ラスボスっていうのは間違いなかったです。

Kippei:RCの方が格上というか、ラスボス感があったので、たぶん緊張感は僕たちの方が少なかったと思います。アンダードッグマインドで挑めたし、昨日のFENNEL戦も手応えが良かったので、「このままいったら勝てるだろう」という気持ちでした。

――最後まで接戦ではありましたが、どこかで「これ優勝できるぞ」という感触を得たタイミングはありましたか?

misaya:いや、ないですね。僕の中でジンクスがあって、コインフリップジンクスっていうんですけど。表、裏、表と来て裏が1回来てたじゃないですか。4マップ目で。そしたら、その次も裏かなみたいな。

Kippei:交互に来るけど、5つ目に4つ目の結果が出るってこと?

misaya:ちょっとスピすぎ? 例えば、勝ち勝ちだったら次に負けが来るみたいな。それがいろんなところでいっぱいあって。数字の不思議が。

Kippei:ムズいて(笑)。

misaya:その数字の不思議がいっぱいあって、今日はその個数がQTDの方が多かったんです。わかります? だから、運なんです。

――運なんですか……!? Kippei選手はどうでしたか?

Kippei:今回、僕らは守り攻め守り攻め攻めで……

misaya:ほら、コインフリップ!

一同:(笑)

Kippei:RCが最初のマップを攻めスタートで取って、その次QTDが攻めスタートで取ってを2回繰り返して、最後攻めスタートだったんです。だから、攻めスタート勝ち4で言うと、最初からもう勝ち確でした。

――QTDは良いプレイが出ると、立ち上がって会場に向かってアピールする姿が印象的でした。会場の応援を味方につけようと意識していたとか、ただそういう気持ちだったとか、その時の感覚を教えてください。

misaya:僕は、ただ本当にそういう気持ちでした。「やべぇ!止まんねぇ!」みたいな。やっぱり立った方がスピり的にも良いかなって。ノリ的に。

Kippei:僕もマップ勝った時とかに立ち上がったんですけど、やっぱり会場の皆もその方が盛り上がると思って。自分自身のエネルギーを高めるためにも、すごく有効だと思うので、良いことしかないからやろうという感じでした。

――そういったパフォーマンスも含め、QTDの勝ちに向かう空気を感じました。試合の中で、そういったチームの空気の良さを感じていましたか?

misaya:諦めない気持ちは、ずっと皆から感じていましたね。勝って寝ようって。

――ただ、その中で「負けるかも」という考えもチラついていたんですね。

misaya:僕はもう負けて泣くところまで想像してました。正直。

――勝って泣くことになりましたが、どうでしたか?

misaya:気持ちいいっす。

――Kippei選手は18歳と若く、活動歴の長いmisaya選手は先輩にあたると思いますが、Kippei選手から見てどのような存在ですか?

Kippei:人としてチームをまとめる能力とか、仲を深める能力がすごく高くて、尊敬しています。僕は行かないけど、いつも他のメンバーを飲みに誘ったりしているし、問題が起きた時も率先して解決に向かってくれるので、そういう面でもとても助かっています。 

――misaya選手は、QTDがSengoku Gamingだった時代から所属している、チームの顔となる選手だと思います。やはりチームづくりの面を特に意識されているのでしょうか?

misaya:もうそこで飯食ってるんで。僕はヒューマニティで飯食ってるんで、ヒューマニティ部門ですね。僕の中ではプレイスキルよりも、そっちの方が大事かなと感じてます。

――移籍が多いシーンの中で、ずっとQTDで活動を続けている理由についても教えてください。

misaya:定期的にオファーは来るんですけど、QTDはいすみさんもいるし、オーナーにもすごくお世話になっているし、恩を返したいという思いでずっとやってきました。でも、優勝したから抜けるとかはないです。純粋にこのチームが好きなので。

――お二人のお互いのプレイヤーとしての評価、リスペクトしているポイントを教えてください。

Kippei:misayaさんは、1~2年前は結構フィジカルが弱いって言われてて、実際に見ててもひどいとは言わないけど(笑)、確かに大会中とかちょっと震えてるなと思ってました。でも、今年に入ってからは覚醒してて、ローセンシ×ガラスで覇権握ってます。

こんな年になっても、フィジカルって成長するんだなと思うと、この先も頑張れるなって思いますね。IGLも、一緒にやっていても傍から見てもわかる通りで、マクロがめちゃくちゃ良い。常に自分を更新し続けているので、そういうところがすごく良いなと思っています。 

misaya:Kipeちゃんは、世界に存在しているコントローラーの中で、S Tierですね。たぶんNAのチームでも通用します。英語もできるので。Kipeちゃんはスモークをチームのために使って、それでフラグトップになるんですよ。なので、余裕のS Tierです。

――これからVCTに合流して戦っていくことになりますが、そこに対する自信はどうですか?

misaya:Tier 1チームとスクリムしているんですけど、勝率6割は取れています。これガチです。なので、自信あります。でも、DFMだけはマジで強いです。これリークになっちゃうかもしれないけど。

Kippei:日本のTier1強いよね。

misaya:日本のTier 1はマジ強いっす。海外チームには全然やれてるし、ボコボコにすることもあるので、自信はあります。ただ、今後Tier 1チームがスクリム組んでくれなくなるので、そこはちょっと心配ですね。

――それでは最後に、VCT出場への意気込みとファンの方へのメッセージをお願いします。

Kippei:Play-Ins勝ってPlayoffsでトップ2に入ればChampionsなので、道のりは結構長いんですけど、6~7連勝くらいしたらいけるらしいんで、最速で勝って上海まで行きます! ファンの皆さん、いつもありがとうございます。今回応援へのとても良い恩返しができたと思うので、Play-Insもぜひ応援をお願いします!

misaya:Play-Insに向けてしっかり練習して、また自信をつけて挑みたいと思います。 ファンの皆さん、いつも本当に応援ありがとうございます。僕の目標は、もうPlay-InsやPlayoffsじゃないです。その上を見てるって、僕は2ヶ月前からずっと言っているので。

Kippei:言ってたね。

misaya:そこを目指して頑張るので、応援よろしくお願いします!

――misaya選手、Kippei選手、ありがとうございました!

今後の対戦予定

優勝したQTDは、現在進行中のVCT Pacific 2026 Stage 2に合流し、Play-Insから出場します。Play-Insには、VCT Pacificの8チームと各地域のChallengersから4チームが出場。試合は、ダブルエリミネーショントーナメントで行われます。Play-Insは、8月13日よりスタートします。

綾本ゆかり

Xアカウント:@ayayuka99

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