『VCT 2026 Americas Kickoff』終了 ── FURIA、G2、NRGがサンティアゴへ

2月16日、南米チリ・サンティアゴで開催される「Masters Santiago」への出場権をかけた『VCT 2026Americas Kickoff』が激闘の末に幕を閉じました。
世界の舞台へと進む3チームはFURIA、G2 Esports(G2)、そしてNRGに決定しました。

今大会、最も鮮烈な印象を残したのはFURIAでしょう。昨シーズン、Americasリーグで苦戦を強いられ、結果を残せずに終わった彼らは、オフシーズンにチームの「解体」を決断。メンバーを総入れ替えするという大胆な再構築を行いました。
リスクの伴う賭けと思われましたが、この判断が見事に成功した形となります。新IGL artzinによるエリアコントロールの丁寧さと、ラテンアメリカらしい撃ち合いの力強さを同時に感じさせるハイブリッドなプレイが特徴です。

南米の熱狂的なファンに囲まれるMasters Santiagoでの活躍が期待されます。

G2 Esportsは持ち前の安定感と戦略の幅広さを見せつけました。
FURIAに敗北するも、その後の全ての試合で1マップも取られることなく、危なげない試合運びで出場権を勝ち取りました。
昨シーズンの途中、療養を目的に活動を休止したleafの代役として出場していたbabybayが正式メンバーとしてロスターに加わっていますが、年齢を感じさせない個人技と柔軟さが目立ちました。


そして、今大会のハイライトであり、eスポーツ史に残る激闘を演じたのがNRGです。
迎えたロウワーファイナル、MIBRとの対決となったこの試合で、NRGは最初の2マップを落とし、後がない第3マップでも前半を3-9で折り返し、絶体絶命の状況に追い込まれました。
しかし攻守交代後、驚異的な粘りでラウンドを連取しマップを取得。その勢いを維持したまま続く2マップも制し、逆転勝利を収めました。

これで、全リージョンのKickoffが終了し、各地一気の代表が出揃いました。Americasからは、生まれ変わったFURIA、安定感のG2、そして不屈のNRGがサンティアゴへと向かいます。
『VCT VALORANT Masters Santiago 2026』は2月28日、熱狂の中で幕を開けます。
黒瀬
猫となかよく