G2 BABYBAY「アビスの序盤で情報過多になった際に『みんな黙れ』と言い、JoshRTコーチも『黙って弾を撃て』と言いました(笑)その瞬間、私たちはお互いに正直に向き合い、物事をすぐに乗り越えられるような領域に到達した気がします」─ クラッチの秘訣や優勝への手応えを語る

2026年10月8日、Champions Shanghai 2026 Playoffs Day 2 第1試合が行われ、G2 Esports(以下、G2)が100 Thieves(以下、100T)に2-0で勝利を収めました。今回は試合後のプレスカンファレンスにて行われたG2へのインタビューの内容を一部翻訳してお届けします。
──The Guard時代から互いを知る2人ですが、2022年当時と比べて互いに最も大きく成長したと感じる点はどこでしょうか?
valyn:褒めちぎっているように聞こえるかもしれませんが、最初からtrent選手はゲーム内において常に冷静沈着でした。試合の中では非常に論理的で、感情を挟まずに正しい行動を実行します。昔はクラッチを連発するクレイジーさもありました。今は少し論理的になりすぎている面もあるので当時のクレイジーさもまた出してほしいですね。ただ、彼が16歳の頃からすでに極めて完成された素晴らしい選手でした。
trent:valyn選手は当時と比べて、ゲームの内外を問わず、とても優れたリーダーになりました。大きくステップアップし、全員の目標を適切なタイミングで適切な場所に向けてくれます。IGLとして格段に進化し、ゲームの理解度も深まりました。彼のおかげでチーム全員がプレイしやすくなっており、それが最も大きな変化だと感じています。
──全員に質問です。本日の試合のチームの戦い方や雰囲気がこれまでとどう違っていたかなどの感想をお聞かせください。
valyn:JoshRTコーチはKickoffの頃から、恐れずに戦うよう指導してきました。100Tのような強豪はたくさんの決まり事があり、私たちの仕掛けに対する対応策を用意してくるため、私たちは度胸を決めて自ら勝ちを奪いに行くプレイが必要でした。それが今日の大きな勝因です。
BABYBAY:「黙れ」と言うことを恐れなくなったのも大きいです(笑)アビスの序盤で情報過多になった際に「みんな黙れ」と言いました。JoshRTコーチでさえも「黙って弾を撃て」と言いました(笑)その瞬間、私たちはお互いに正直に向き合い、物事をすぐに乗り越えられるような領域に到達した気がしました。
VALORANTでは、いつも思い通りにいくとは限らないし、常に前を向いていなければならないので、そういう関係性はすごく重要だと思います。その点で私たちは良い仕事をしたと思いますし、Champions全体で見ても良い仕事をしてきたと思います。
JoshRT:もうすでに触れられていますが、私たちは結果ではなくプロセスに集中していました。相手は様々な手を打ってきましたが、こちらも落ち着いて目の前の敵を撃ち、それぞれのシチュエーションで冷静に対処するという「勝つためのメンタリティ」を徹底できました。私が言ったように「武器をもって撃ち合い、落ち着いてプレイする」だけです。私たちはそれを証明しました。
jawgemo:以前は何かを実行する際に課題がありましたが、今はどんなプランであっても全員が納得し、したいことを何でもできる状態です。そのプランが良ければ決して“No”と言いませんし、何か問題があれば“No”と言えるメンタリティーを持っています。チームで互いに責任を持ち合ったことが勝利を引き寄せたと思います。
leaf:今年の試合と比べて、どんな状況でも臆病にならず、自信をもってプレイしている感じがします。たとえ上手くいかなくても気にせずに割り切っています。奇跡的なラウンドの取り方をしても、それはただコールを信じてプランを実行したという感じです。
trent:この大会に限っては、目の前のゲームをそのまま受け止め、真っ向から立ち向かえています。1年を通して膨大な知識を蓄積してきたため、ラウンド内で何をすべきかを全員が深く理解できています。

──勝利が決まった瞬間、チームメイト全員と握手をし、同じ言葉をかけているように見えましたが、何を伝えていたのでしょうか?
BABYBAY:「優勝しよう!俺たちなら優勝できるぞ!」と言いました。(Fワードを言ってしまい)すみません。ただ、一言一句そのままです。
──1マップ目のアビスではデュエリストが2人いる中で、アストラを使いながらオペレーターを使用していました。どのような意図があったのでしょうか?
leaf:どのエージェントを使っていてもオペレーターを構えるのが好きだからです。Masters Santiagoの時からアストラでスナイパーを使っていましたし、オペレーターを持つこと自体は慣れています。相手が強気にコンタクトで仕掛けてきたところを確実に仕留められますし、「なぜアストラがオペレーターを持っているの?」と意表を突くことができます。
──BABYBAY選手に質問です。今日のあなたのパフォーマンスは2022年のチェンバー全盛期を思い出させるほどでした。あなたが思う、本日のベストプレイを教えてください。
BABYBAY:一番良かったのはアビスでフェイクを仕掛けて相手の背後を取りまくったラウンドです。ほとんどのキルは相手の背後から撃てました。自分自身は難しいことをせずとも簡単に勝てて最高でした。アセントで言えば、ディフェンス側最後のラウンドの1対2のクラッチも見返してみて熱かったです。
──leaf選手に質問です。ネオンが弱体化されたことで、常に突っ込んでくることが無くなりセンチネルの仕事がしやすくなったと思いますが、どんなお気持ちですか?
leaf:まだ突っ込んでくることはありますね。今日は幸いにも対戦せずに済みましたが、今使用しているエージェントにおいては、実際にネオンと戦う状況にすらなっていない時でもイライラします。願わくば削除されてほしいくらいです。今日当たらなかったのは幸いでした。

──BABYBAY選手に質問です。クラッチを量産できる秘訣は何でしょうか?
BABYBAY:クラッチの秘訣はleaf選手が的確なコールを入れてくれることです。「時間が無いから解除をさせるな」など、彼が指示を出してくれるおかげで目の前の敵を倒すことだけに集中でき、クラッチの大きな支えになっています。1年を通して取り組んできた成果がこの大舞台で発揮されて嬉しいです。
──LEVIATÁNが「若さの嵐」と呼ばれている一方で、G2はコミュニティから「老齢の嵐」として注目されています。もちろん冗談も含まれていると思いますが、どう受け止めていますか?
BABYBAY:今大会で最年長チームですから、そう呼ばれるのも歓迎です。若い選手たちがベテランに圧倒されて動揺する姿が想像できます。ただ、そう呼ばれることは問題ではありません。私たちは自分のこと、睡眠や体調管理、食事にも気を配っています。trent選手はマクドナルドに取りつかれていますが、他のみんなは結構いいものを食べています。trent選手は毎日3食マクドナルドを食べているのに、彼がチームで一番痩せているのか理解できません。それと、パフォーマンスコーチのRobertコーチがパフォーマンス向上に向けてしっかり管理してくれていることが大きな力になっています。
──国際大会において、手の内を知っているAmericasのチームとの対戦と、海外チームとの対戦では準備にどのような違いがありますか?
JoshRT:同地域との対戦は心理戦が多くなり、よりクレイジーです。スクリムすらも共にしてきており、互いを熟知しているため、AmericasのチームがPlayoffsに多く勝ち上がっている現在の状況はちょっと面白いですね。私たちはこの状況をうまく活かせると思うので良い位置にいると思います。他地域のチームとの対戦では慣れないスタイルに不意を突かれる難しさがあり、それが私たちがPRXに勝てない理由でもあります。今はAmericasのチームが勝ち進んでおり、4チームすべてが独自のスタイルでとてもうまくプレイしているため、準備も大変だと思いますが、こちらも彼らと戦う準備は万端であると感じています。
──jawgemo選手に質問です。今回の大会では2023年にEvil Geniuses(以下、EG)で世界一を掴んだ時の歩みを思い起こさせる部分はありますか?
jawgemo:同じような感覚が確かにあります。「これが自分たちが一緒にいられる最後の機会になるんだ。とにかくやってみようぜ」というような、希望を与えてくれる感覚です。そして、それは私たちがEGにいた時にも持っていたのと同じモチベーションだと思います。当時、私たちは懸命に努力し、優勝しました。そして、今も同じ光景を目にしています。私たちはとても懸命に取り組み、JoshRTコーチが決めた多くの目標を達成し続けています。そしてそのおかげで、文字通り相手を2-0で倒し続けているのだと思います。私たちが次のステージ、あのメルセデス・ベンツ・アリーナに到達したとき、それが再び私を奮い立たせ「世界最大のステージに戻ってきたんだ」となるはずです。それこそが最も重要な瞬間であり、私たちは勝ち切ることができると信じています。

今回勝利したG2は次戦、10月10日第2試合にてUpper Final進出をかけてTeam Vitalityと対戦します。
敗北した100Tは次戦、10月9日第2試合にてNongshim RedForceと対戦予定です。
ふぉかっちゃ
好きな選手はSugarZ3ro、今の推しチームはNS