【Pacific GG Report #3】これまでのPacific Kickoffの結果、トピックを総まとめ! DFMはFS、ZETAはTSに勝利 / DRX、2イニシエーターに適応 / PRX alecks「Go B! Go B!!」— DFMは世界まであと2勝

「Pacific GG Report」では、今週のVCT Pacificのトピックを総まとめ! 今回は、Pacific Kickoffでの日本チームの結果や話題になった出来事をまとめていきます。

試合結果

Pacific Week3の結果は以下のようになりました。

ミドルブラケット3回戦
FULL SENSE 1-2 DetonatioN FocusMe
Paper Rex 1-2 T1

ローワーブラケット1回戦
Team Secret 1-2 ZETA DIVISION
VARREL 1-2 Gen.G

ローワーブラケット2回戦
DRX 2-1 ZETA DIVISION
Global Esports 2-1 Gen.G

ローワーブラケット3回戦
FULL SENSE 0-2 DRX
Paper Rex 2-1 Global Esports

Pacific Kickoffもあと6試合、NS / RRQ / DFM / T1 / DRX / PRX の6チームが勝ち残っています。番狂わせはあったものの、Champions出場チームはすべて勝ち残っており、流石というほかありません。トーナメント表を見てみると、アッパー3回戦まで進んでいたFSはまさかの3連敗、PRXはなんとか持ちこたえました。VLもGEもGENも敗退こそしてしまったものの、Stage1での活躍を期待できる強さを見せてくれました。

勝利を挙げた日本チーム

ローワー1回戦、ZETAはTSとのプライドマッチに挑みました。結果は2-1でZETAの勝利。双方、相手のピックマップを圧勝する意外な展開になり、最終マップは13-11の大激戦。良い内容ではなかったものの、なんとか一勝をあげられたZETAにファンも安堵しました。

続くDRX戦、ZETAはピックしたヘイヴンを落とすも、相手ピックのバインドをとりきります。最終マップはスプリット、流れに乗ったZETAは前半DRX相手に優勢に立ち、8-4で折り返します。しかし後半、2イニシエーターを存分に活かしたDRXの攻めに対して太刀打ちできず、9-13で敗北。KIckoffは敗退となりました。しかし、FS、GE戦に比べて戦術、連携面が改善されており、Stage1に期待できるような試合でした。年々レベルが上がっていく中、上手くいかないこともあると思いますが、我々ファンはその成長を見守り、応援していきましょう。

一方DFMは、ミドルブラケット3回戦にて、エイマー集団FSと対戦しました。1マップ目のパールでは、あと一歩のところで相手の撃ち合いが勝り、ラウンドを取られていきました。Leviathanに衝撃的な1v4クラッチも決められ、そのまま7-13でパールを落とします。しかし、2マップ目のスプリットでは戦術面でFSを上回り、13-9で取り返します。特にyatsukaのオペレーターによる制圧力は圧倒的でした。3マップ目はRRQ戦で落としたヘイヴン、前半はシーソーゲーム、7-5で折り返します。ですが後半ピストル、セカンド、サードまでとると、DFMの流れは止まりませんでした。少人数戦を全く落とさず、人数不利を覆すラウンドもあり、FSに一本も渡さず、13-6の圧勝。この大一番を見事取り切りました。この試合では特にyatsukaとSSeeSの活躍が見られました。強気にエリアを押し上げ、大事な撃ち合いに勝つ。個々人が高いフィジカルを持つFS相手でも、見ていて安心感すらありました。DFMはミドル4回戦に進出、T1との戦いに臨みます。あと2回勝てばMasters、日本チーム2年ぶりの国際大会進出まで、あともう少しです。

DRX、2デュエから2イニシへ

flashbackの引退により、急遽Hermesが加入しKickoffに臨んだDRX、その影響は大きかったのか、1勝2敗でローワーへと落ちてしまいます。ここでDRXは大胆な構成変更。これまでHermesとHYUNMINの2デュエリスト構成を主に採用していましたが、Hermesをイニシエーターに変え、2イニシエーター構成へと変更しました。ZETA戦にはこの構成で挑み、2-1で勝利します。攻めでのセット火力は魅力的だったものの、防衛ではうまくエリアを押し上げられず、ZETAにリードをとられる展開が多く課題となっていました。「勝ったけどDRX大丈夫か・・・?」と思った方もいるでしょう。しかし、翌日のFS戦は衝撃的な試合展開となりました。FS勝利予想も多かった中、1マップ目カロードを圧倒、続く2マップ目も後半攻めで圧倒し、2-0で勝利。HermesのKAY/Oがうまく機能しており、ここにきてMasters進出もあるんじゃないかと思わせてくれるほどの完成度を見せてくれました。大会期間中の大胆な構成変更、そしてそれを成功させるDRXには驚かされました。選手の柔軟性の高さに加えて、termiコーチの指揮力の高さが成せる改革といっていいでしょう。次の対戦相手はPRX、独特なプレイスタイルを持つ相手にも上手く適応し、勝利を挙げられるのでしょうか。

Go B! Go B! 届かないalecksコーチの叫び

みんな大好きPRX alecksコーチ、今年もコーチデスクで怒っています。そんなalecks率いるPRXは、ローワーブラケット3回戦、PatMen擁するGEとの対戦に挑みました。1マップ目から3-9からの逆転劇、目まぐるしく変わる試合展開が続き、3マップ目までもつれ込みます。PRXは8-4リードで折り返し、後半3rdまで取得します。そのまま決め切るかと思いきや、今度はGEの流れに。11-10まで追いつかれたところでPRXはTOをとります。一体何を話したのでしょうか、d4v41がミッドを撃ち合いで破壊し、調整ラウンドを取り切りました。しかしその後映し出されたコーチデスクでは、「GoB!GoB!Why we go A?!??」とジェスチャーを交えて怒るalecksの姿が。キャスターと視聴者の笑いを誘いました。その後PRXはOTに持ち込まれるもなんとか勝利。今年のPRXも、どんなにリードしていても安心できません。

注目選手

invy

PRX所属、Pacific最強のイニシエーターとの呼び声も高い選手です。昨年までTSに所属しており、チーム成績が落ち込む中個人パフォーマンスは高いレベルで安定し、その活躍を買われてPRXに移籍しました。試合を経るごとにPRXに適応しており、特にT1戦では、チームは負けてしまったものの、3マップ計63キル46デス、レーティング1.36、HS率49%という驚異的な数値を叩き出しました。PatMenよりは堅実なプレイが特徴ですが、とにかく撃ち合いが強く、イニシエーターとしては破格の火力を持っています。新たな選手を迎え入れたPRXは、今後どこまで進化するのでしょうか。

Kushy

こちらの選手もイニシエーター、RRQ所属です。昨年加入し、RRQ大躍進の一助となりました。現在、Pacific Kickoffレーティング一位はこのKushy、試合数が少ないこともありますが、1.52という圧倒的な数値を記録しています。この選手もとにかく撃ち合いが強い。驚くようなマルチキルを量産してきました。そういった場面のとき、実況でよく「控えめなエイム」と称されるのは、インタビューで謙遜したことがきっかけ。全く控えめではありません。PRXに完勝し、アッパーファイナルに進んだRRQ、今年もMastersに進出できるのでしょうか。

次の試合は?

2/12:ローワーブラケット4回戦 (DRX vs PRX)

2/13:ミドルブラケット4回戦 (DFM vs T1)
   アッパーファイナル (NS vs RRQ)

2/14:ローワーブラケット5回戦 (DFM or T1 vs DRX or PRX)
   ミドルファイナル (DFM or T1 vs NS or RRQ)

2/15:ローワーファイナル

Pacific Kickoffも残り6試合となりました。次戦はDRX vs PRX、通算13回目の因縁の対決です。そして翌日はDFM戦、この試合に勝てばMastersまで王手。相手はMunchkinやiZu擁するT1、日本にゆかりのある選手も多いですが、ここは絶対に譲れません。そしてBO5のアッパーファイナルも行われます。Masters一番乗りを果たすのはどちらのチームになるのでしょうか。

まとめ

Pacificのみならず、EMEAもAmericasもKickoff終盤に入り、Chinaに至ってはすでに終了しました。迫りくるMasters Santiagoに向けて、Pacificのみならず他地域の試合も見逃せません。しかし我々日本ファンは、まずDFMを応援しなければなりません。日本チーム2年ぶりの国際大会に向けて、全力で声援を送りましょう!

waddle

プレイ歴1年、競技シーン視聴歴5年のファン。好きなチームはGambit。

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