新ピストル『バンディット』実装―600クレジットが変えるエコの常識

2026年1月7日、パッチ12.00にてVALORANTに新サイドアームバンディットが実装されました。

600クレジットという価格設定は、長年ピストルラウンドを支配してきたゴーストとの差別化を強く意識したものとなっています。

本記事では、バンディットの基礎性能を整理したうえで、ゴースト・シェリフとの違い、プロ選手の発言を根拠にした評価、そして今後の立ち位置について考察します。

バンディットの基礎性能

まず、バンディットの性能は以下の通りです。

  • 価格:600クレジット

  • マガジン:8発(予備24発)

  • 壁貫通力:中

  • ダメージ特性:10m以内でヘッドショット150ダメージ

近距離における一撃性能は、ピストル帯でもトップクラスです。その一方で、弾数の少なさや距離減衰、大きな反動という明確な弱点も併せ持っています。

プロ・ストリーマーが語る評価

Caedye

DFM所属のCaedyeは、バンディットの運用タイミングについて「セカンドラウンドで購入すべき、そこで真価を発揮する武器」と断言しています。ピストルラウンドでの無理な購入よりも、資金が動き出す2ラウンド目以降の強力な選択肢として捉えています。

Laz

ZETA所属のストリーマーLazは、「反動が独特で、ゴーストと同じ感覚で撃ってはいけない」と、その扱いの難しさに触れつつも、セカンドラウンドでの強力な選択肢になると予想しています。 ピストルラウンドでの採用については、エージェントの特性や役割によって、ゴーストとバンディットのどちらを選ぶか評価が分かれる武器になると予測しており、キャラごとの相性によって購入判断が変わる可能性を示唆しています。

GON

国内の注目を集めているのは、元FENNEL所属のGONによる独自の視点です。彼はバンディットの操作感について、「めちゃくちゃクラシックと撃つ感覚に近い」と言及しています。
バンディットは連射時の跳ね上がりが大きく、連打には向きませんが、その挙動やリズム感はクラシックの延長線上にあり、「クラシックが得意な人には特におすすめできる武器」と結論付けています。一方で、シェリフとの比較については「頭1発入れて敵を倒してたらシェリフでいい」としつつ、「セカンドラウンドは本当に脅威。スリフティが増えるのではないか」と、冷静な差別化と今後の環境変化を促しています。


エコラウンド

プロ・ストリーマーの発言からも分かるように、新武器バンディットの本当の価値は、ピストルラウンド以上にエコラウンドやスリフティーで最大化すると言えるでしょう。

これまでエコラウンドの選択肢は少なく、限られた状態でした。

しかし、600クレジットという価格で実装されたバンディットは、この構造を大きく揺るがしています。

ちょうどいい価格

エコラウンドでシェリフ(800クレジット)を購入した場合、仮にラウンドを落とすと、次のフルバイ(3,900クレジット+スキル代)に影響が出るケースは少なくありません。

その点、バンディットは600クレジットと比較的安価であり、ラウンドを落としても次のラウンドでフルバイを組みやすいという、明確な経済的メリットがあります。
それでいて、近距離であればヘッドショット1発という高いキル性能を持ち、ヴァンダルやファントムを所持した相手に対しても十分にキルを狙える火力を備えています。

この点について海外コミュニティでは、「シェリフほどの賭けに出ず、ゴースト以上のリターンを狙える武器」として評価されています。
さらに重要なのは、この価格設定がエコラウンドにおける戦術の組み立てを可能にしている点です。
600クレジットという価格により、

  • バンディット+アビリティ

  • 合計800〜850クレジット前後のセット買い

が現実的になります。

海外掲示板などでは、「エリアをスキルで奪い、近距離に持ち込んでバンディットの火力を押し付ける動き」は、従来のエコラウンドの戦術よりも成功率が高いのではと指摘されています。
これは、フィジカルに依存したヘッドショット勝負から、再現性のあるエコラウンド戦術へと一歩進んだ形だと言えるでしょう。

メタへの影響

バンディットの実装によって、エコラウンドの位置づけは明確に変化しつつあります。
これまでのエコラウンドは、噛み依存度が高いラウンドでした。

しかし、600クレジットという価格と近距離での高いワンピック性能を持つバンディットの登場により、エコラウンドでも戦術として成立する選択肢が生まれています。

  • フルバイを維持しやすい経済設計

  • スキルと組み合わせたエリア奪取

  • ワンピックによる人数有利の創出

これらが同時に成立することで、エコラウンドは単なる節約ではなく、
「スリフティーを狙うための計画的なラウンド」へと変わり始めています。

今後の立ち位置

一方で、バンディットがゴーストやシェリフを完全に置き換える存在になるとは考えにくいでしょう。
反動の大きさや連射のしづらさ、距離減衰といった要素から、安定性の面では明確な弱点を抱えています。
そのため今後は、
「全員が持つ武器」ではなく、「ラウンドを動かす1〜2人が持つ可能性がある武器」
としての採用が進んでいくのではないでしょうか。

まとめ

バンディットは、単に新しいピストルが追加されたというだけの存在ではありません。
この武器がもたらした最大の変化は、経済と戦術を同時に考える必要性を、エコラウンドにまで持ち込んだ点にあります。

  • シェリフほどのリスクは取れない

  • しかし、他ピストルでは物足りない

  • それでも次のフルバイは崩したくない

そうしたジレンマに対する、一つの現実的な解答がバンディットです。
バンディットは今後のVALORANTのメタに確実な影響を残していくでしょう。

lovin'

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