今こそMasters Tokyoを褒めちぎって、Champions Tokyoを誘致しよう!

近年、日本のesportsは破格の盛り上がりを見せています。先日はOverwatchの世界大会が東京で開催され、その前哨戦であるアジア予選では日本チームが韓国チームに初めて勝利しました。Apex Legendsは札幌で世界大会が三年連続で行われており、日本チームも一定の結果を残し続けています。ストリートファイター6の競技シーンも破格の盛り上がりを見せており、先日日本で行われた世界大会では日本人が見事優勝しました。また、ストリーマー中心のゲームイベント・大会も凄まじい人気を誇っており、それはesportsシーンにもある程度寄与しているといえるでしょう。

このように、日本のesportsシーンが盛り上がるにつれて、数多くの大会が日本で開かれてきました。筆者もこれらのイベント、大会には何度か足を運んでおり、そのたびに熱狂を味わっています。そしてその中で、間違いなく一番といえるほど楽しかったのが、2023年の6月に行われたVALORANTの国際大会、Masters Tokyo です。

これは、そんなMasters Tokyoを褒めちぎることで、Masters、いや、Championsを日本に誘致することを狙った記事です。当時見に行った人も、行っていない人も、これを読んでRiotにはたらきかけましょう。

Masters Tokyo が発表されるまで

Masters Tokyoを語るには、その1年前、2022年から振り返らなければいけません。Masters ReykjavíkではZETA DIVISIONが世界3位という結果を残し、それはもうとんでもないほど盛り上がっていました。平日朝4時からパブリックビューイングが急遽開催されるほどです。その後のChallengers Japan Stage2では、Playoff Finalが2日間さいたまスーパーアリーナ(現GMOアリーナさいたま)で行われました。2日間合計動員数2万6000人! 視聴者数50万人!!やば。下馬評を覆しNORTHEPTIONが見事優勝、こちらもとんでもない盛り上がりをみせました。

そんな爆発的な人気もあり、年末にはRiot主催のVALORANTスペシャルイベント、Riot Games One が横浜アリーナで2日間開催されました。こちらキャパシティ約1万7000人です。FNATIC、Kiwoom DRX、Paper Rexが招待され、日本チームと試合を繰り広げたのです。

問題はそのイベントのラストです。「日本のVALORANTファンへのメッセージ」と称され、ある動画が放映されました。

これが!!もう現地では興奮が凄かったんです。動画だと伝わりづらいんですが、もうこの時点でどよめきが起こっていました。

からのこれ。

キャスターにも知らされていなかったサプライズ発表に、会場はそのイベント一番の歓声につつまれ、OooDaさんも感涙。日本のesportsはついにここまできたのだと、ずっと応援してきた甲斐がありました。この瞬間のことは忘れられません。

そしてこちらが、退場時に配布されたMasters Tokyoの号外です。

そんなこんなで、私はこの超重大発表に度肝を抜かれたせいで、イベントの記憶をほとんどなくしてしまいました。これと、Alfajerが想像の2倍くらい大きかったことしか覚えていません。Ascension Tokyoや、Pacific Finals Tokyo発表の際も驚きましたが、これを超えるサプライズは正直なく、これからも無いでしょう。Champions Tokyo発表時以外は。

Masters Tokyo 現地レポート

そんな号外発行から半年、ついにVALORANTが日本にやってきました。日本チームの出場は惜しくもかなわなかったものの、チケット販売から大盛況、約3週間の開催日程のうち、休日のものはかなり売り切れていたのを覚えています。筆者は計5日間参戦しました。約8万円飛びました。

最初の会場はTIPSTER DOME CHIBA!!! Tokyo(千葉)。最寄りの千葉駅から徒歩20分。チーバ君でいうと喉のあたりにある競輪場です。まさかの競輪場ということには驚いたのですが、これが予想以上に完璧な会場でした。キャパシティ約3000人で選手を囲むように客席が配置され、音響は良く、映像も大変見やすい。これはオフラインイベントに行ったことのある人なら分かると思いますが、会場内にとどろく銃声、足音、キルサウンドの迫力は、絶対に家では体験できません。体の芯に訴えかけてくる音と映像は、こちらのテンションを強制的に上げてくるのです。また、バーカウンターもあり、お酒を飲みながら試合を見られるという贅沢な体験もできました。

これだけでも現地に行った価値が十分にあったのですが、もう一つ特筆すべき点があります。それは外国人応援団によるチャントです。みなさんは、生「Let’s Go Liquid!!!」を聞いたことがありますか? 私はあります。みなさんは、生「E!D!G! 加油!」を聞いたことがありますか? 私はあります。どちらも会場を多分に盛り上げており、盛り上げすぎて係員に注意されている人もいました。こちらも、配信で聞くのと現地で聞くのとでは高揚感が段違いです。会場の一体感を生み出し、そのチームのファンのみならず、相手チームのファンにも結束力が生まれるのです。

ZmjjKKのスナイパーパフォーマンス、代打cgrsの大活躍など、数多くの名場面を残してくれたTIPSTER DOME CHIBA。2週間にわたるその役目を終え、熱戦は、さらに大きな会場へと移っていきます。

ローワーファイナル、そしてグランドファイナルは、幕張の地で行われました。会場がかなり広い代わりに幕張メッセには高低差がなく、正直あまり見やすくはありません。しかしその地形を生かすように、ステージと客席のまわりに多くの企業ブースや物販が配置され、そこに並びながら試合が見られるという構造になっていました。デメリットをうまくメリットに変えた、ゲーム大会ならではの面白い会場になっていたのです。

そんな会場で、3チームによる素晴らしい戦いが繰り広げられました。最強のFNATIC(以下FNC)に、どのチームが挑むのか? ローワーファイナルはそんな構図でした。somethingを欠いてしまったものの、強力なピンチヒッターと共にここまで来たPaper Rex。悪魔と共にシンデレラストーリーを歩んでいるEvil Geniuses(以下EG)。フルマップの激戦の末、試合は3-2でEGが勝利。このチームなら、明日も何かをやってくれるんじゃないか、という期待が幕張メッセに満ちていました。

グランドファイナル。OooDaさんの煽りと共に入場してきたのは、チャレンジャーEGと、常勝不敗のFNC。まず入場から語りたいことがあります。一つは花道の観客と選手の近さです。選手とハイタッチできるほど近くて最高だったものの、転倒事故も起こりかけていました。似たような機会があった際は気を付けましょう。あと一つは入場曲のかっこよさです。予想外におどろおどろしくHIPHOPであり、個人的にはDie For Youに匹敵するほど好きな曲になりました。とてもカッコいい曲なので聞いてください。

Maddy Soma - OKE

そんな最高の入場から、試合が始まりました。FNCの火力はやはりとんでもなく、かなり試合をコントロールしていました。EGも喰らいつき、2、3マップ目はフルラウンド、OTまで持ち込んだものの、3-0でFNATICの勝利。試合後、両チームには大きな拍手が送られていました。負けてはしまったものの、EG!EG!EG!というコールが自然に巻き起こり、もちろんFNC!FNC!FNC!コールも上がりました。両者の健闘を称え、観客が選手たちに感謝を伝える、これこそが最高の大会、2023最高の瞬間なのだと私は思います。

こうして、日本初のVALORANT国際大会、Masters Tokyoは幕を閉じました。TIPSTER DOME CHIBA、幕張メッセ、ともに素晴らしい会場であり、最高の大会でした。Riotのみなさん、選手の皆さん、ほんとうにありがとうございました。

以上が、Masters Tokyo現地レポートです。読んで下さりありがとうございました。当時適当に撮った写真も混ざっており、見にくい部分もあったと思いますが、少しでもMasters Tokyoの素晴らしさを体感していただけたら幸いです。

しかし、当時の興奮を、国際大会の魅力を、文字で完璧に語りつくすことは不可能です。現地でリアルタイムで体感してもらうほかないのです。ただ時は戻せません。ではどうすれば良いのか?

Masters、Championsをもう一度日本でやってもらうほかないのです。

Riotさん、ほんとうにお願いいたします。私たち日本VALORANTファンは全力で大会を盛り上げます。成功すること間違いなしです。だからどうか、Championsを日本でやってもらえませんか? Pacific Finalsも良かったですし、Cups Japanも計画しているかもしれません。でもVCT国際大会には、そこでしか味わえない魅力があります。その熱狂を、興奮を私は再び体感したいのです。Riotさん、もう一度、「日本のVALORANTファンへのメッセージ」待ってます!




waddle

プレイ歴1年、競技シーン視聴歴5年のファン。好きなチームはGambit。

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