kiNgg「私たちは大会の初日から優勝できると信じてきました。優勝に必要なのはただ一つ『自分自身を信じること』でした。」─ フルマップの末、PRXを3-2で破り、LEVがMasters London王者に君臨

2026年6月21日、VALORANT Masters London 2026 Playoffs Grand Finalが行われ、LEVIATÁN(以下、LEV)がPaper Rex(以下、PRX)に3-2で勝利を収めました。今回は試合後のプレスカンファレンスにて行われたLEVへのインタビューの内容を一部翻訳してお届けします。
──見事Masters London Grand Finalを制し、優勝したLEVの皆さんにお越しいただきました。まずはkiNgg選手に質問です。今の率直な感想を教えてください。
kiNgg:変な気分です(笑)なんといえば良いか分かりませんが、リアルな感覚がします。優勝できてとても嬉しいですし、私たちは大会の初日から優勝できると信じてきました。優勝に必要なのはただ一つ、「自分自身を信じること」でした。私はただただ感謝したいです。このチームで優勝できて最高に嬉しいです。
──spikeziN選手に質問です。昨年の途中から2Game Esports(以下、2G)に加入し、1勝をあげることしかできませんでしたが、今年LEVに入り、国際大会に進出して、優勝することが出来たことについての感想を教えてください。
spikeziN:2Gのころを振り返ると内部の事情があり、私たちのパフォーマンスを上手く発揮することが出来ず、練習や経験値を積むことが出来ませんでした。しかし、今のLEVでは子供のころから知っている選手や、経験豊富なkiNgg選手がそろっています。そしてこのロスターで共に歩みを進めながら、優勝という夢を実現できてとても嬉しいです。これからも高みを目指していきます。
kiNgg:少し付け加えても良いですか?spikeziN選手はStage 1よりも前からMastersのトロフィーを彼の携帯の壁紙にしていたんです。もう数か月たっていると思いますが、それは彼が夢を実現するために、素晴らしい力を発揮できるということを示していると思います。
──Onurコーチへ質問です。あなたはLEVを含め、様々なeスポーツ組織を行き来してきましたが、これだけの時間が経ち、あらゆる変化を経て、最終的にこのTier 1のLEVに戻り、優勝することが出来ました。どのような心境ですか。
Onur:私の人生で最高の日だったのは、私の娘が生まれた日です。そして今日はおそらく私の人生で2度目の最高な日ですね(笑)。ただただ選手たちを誇りに思っています。ですが、このチームはまだまだ勝ち足りないと思っています。選手たちは勝利に貪欲で、ハードに練習を積み重ねて成長していくでしょう。ですから、全員が覚悟をしておくべきです。いつでも受けて立ちます。

──kiNgg選手とOnurコーチは、長きにわたりラテンアメリカのVALORANTシーンを牽引し続けてきました。あなたがたがもっと若かった頃、それらの大会を観戦していましたか?
blowz:彼らがプレイしていた当時のころは、実はあまり競技シーンを観ていませんでした。一番観たのは、kiNgg選手がLEVで3位となったChampions 2024だと思います。
Sato:正直自分がプロプレイヤーになるとは思っていなかったので、ただランクマッチをプレイしているだけでした。当時は競技シーンをそれほど観ていませんでした。
──Playoffs初戦でPRXに敗北した時や、今日の試合の第1マップのフラクチャーで大敗を喫した時の後で、チームをどのようにして精神的に立ち直らせ、最終的にPRXを相手に勝利を収めることが出来たのでしょうか。
Onur:時として、あのような負け方をした時は、僅差で負けるよりもその後のリマッチにとっては都合が良いことがあります。なぜなら、いくつかの戦略を温存しておくことができるからです。敗北の後ではありましたが、アセントは依然として私たちにとって非常に強力なマップでした。今日もピストルラウンドやエコラウンドを落とした局面がありましたが、それでも試合を締めくくることができました。ですから、1つのマップの結果が必ずしも両チームの本当の実力差を反映しているとは限らないと思います。このゲームには多くの不確定要素があります。今日のフラクチャーに関しても、結果が示しているものよりも私たちは優れたプレイができると思っています。ですから、アセントに関しては非常に自信がありましたし、第3マップのブリーズを落とした時でさえ、流れは私たちの方に傾いていたので、あまり心配していませんでした。
──Playoffs初戦のPRX戦における第1マップ アセントでの1-13の敗戦から、今日のGrand Finalの最終マップ ロータスで勝利を収めるまで、この過酷なローワーブラケットの連戦の中で、どのようにしてこれほどの驚異的なスピードで成長を遂げることが出来たのでしょうか。
kiNgg:最高のチームというのは、絶対にあらゆるものから学びを得るものです。そして、そのようなマインドセットを持つことがチームを助けることになります。すべての敗北から学ぶのです。あれほど酷い負け方をした時にできる最善のことは、「今日自分は何を学んだのか」「何が起きて、次はどこを改善できるか」を考えることです。あの敗戦のおかげで、私たちは間違いなく多くのレジリエンス(復活力)と経験値を得ることができましたし、あの敗戦以降、自分たちのすべき仕事が何であるかを明確に理解することができました。ローワーブラケットを勝ち進む中でspikeziN選手とSato選手が話していましたが、私たちは「ピラニア」のようなもので、ローワーに落ちてきたチームを食いつくして成長して来たんです。
──試合が終了し、全員が祝福し合い、その瞬間を噛みしめている時、Sato選手は静かに観客席やステージを見渡している姿が見えました。あの瞬間、どのような感情を抱いていましたか。
Sato:チームメイトたちからは、私は非常に記憶力が悪くて、多くのことをすぐに忘れてしまうといつもからかわれているんです(笑)だから、優勝した後のあの素晴らしい光景を、脳裏に焼き付けようと必死になっていました。勝った瞬間のあの感情や景色を忘れないように、自分の頭の中に保存しようとしていたのです。今日が終われば、私たちは次のブートキャンプに入る予定ですが、しばらくの間は国際大会のステージに立つことはありません。だからこそ、ただその記憶を保存して、すべてを頭の中に留めておきたかったのです。

──昨日までで、VALORANTの国際大会のトロフィーを掲げることができたブラジル人プレイヤーは元LOUDの5人しかいませんでした。本日、spikeziN選手、Sato選手、blowz選手の3人がそのクラブに加わりました。トロフィーを掲げただけでなく、母国のためにそれを勝ち取ったことについて、3人はどのように感じていますか。
spikeziN:ブラジルを代表できることは本当に素晴らしいことです。VALORANTでトロフィーを掲げたブラジル人は非常に少ないので、その中の一人になれたことは自分にとって非常に特別です。本当に特別な気分です。
Sato:素晴らしい気分です。
blowz:言葉がありません。自分たちが勝ったという実感が、まだ湧いていないような感覚です(笑)
──kiNgg選手に質問です。今回の勝利は、LEVだけでなく、ラテンアメリカ地域全体にとってもどれほど重要な意味を持ちますか。また、この勝利によって、あなたは歴史上最も偉大なラテンアメリカのeスポーツ選手の一人としての議論のトップ層に位置づけられると感じますか。
kiNgg:最初の質問については、間違いなく私にとってかけがえのないものです。キャリアの最初からずっとハードに練習を積み重ねてきましたし、組織も初日から私に多大な信頼を寄せてくれていました。ですから、一人のチリ人として、国際大会で優勝することができたのは、本当に素晴らしい気分です。チリのeスポーツ界において、これが最も成功したことの一つとまでは言いませんが、間違いなくトップクラスに入る業績になったと思いますし、本当に信じられない気持ちです。

kiNgg:そして2番目の質問については、自分がそのような議論に入ることはできません。私はただ毎日、自分ができる限りの全力を尽くしてベストを目指すだけです。ですが、自分からそのような議論に投じることは好みません。ただ、自分のこれまでの努力や実績がそれを証明してくれればいいなと思っています。
──確かに、大会前のトレーラー映像でも言ったように「決めるのは周囲の人々」ですよね。
kiNgg:そうですね(笑)
──Neon選手に質問です。Stage 1の後であなたはご自身のプレイ哲学は最終目標に意識を集中させることであり、最終目標はAmericasで優勝し、Mastersでも優勝することだと語っていましたが、本日Masters Londonを優勝した気分はいかがですか?
Neon:今は最高に幸せです。なぜなら、優勝という夢を実現するために努力し、多くのものを犠牲にしてきました。個人としてもチームとしても私たちは本当に一生懸命でした。なので、努力が実を結ぶことが出来てとても嬉しいです。

──かつてのチームメイトであるC0M選手からの質問を代読させていただきます。kiNgg選手とSato選手へ向けた質問です。「みんな、C0Mです。みんなを本当に誇りに思います。みんなが勝てて本当に嬉しいです。一つだけ質問があります。今どんな気分ですか?みんな愛してるよ。」とのことです。
kiNgg:ただただ信じられない気分です。間違いなく、Mastersのトロフィーを勝ち取るというのは簡単なタスクではありません。私たちのような非常に若いチームにとって、これは間違いなく信じられないような偉業です。ですから、今はこの上なく幸せです。また、C0M選手に対しても、信じられないほど素晴らしい男であり、素晴らしいチームメイトでいてくれたことに感謝したいです。私たちが一緒に過ごした数年間で、彼は永遠に私の友人となりました。本当に感謝を伝えたいです。
──Onurコーチに質問です。あなたは以前、「Masters Londonでのご予定は?」と聞かれると「ありません。トロフィーを掲げて、家に帰る。それだけです。」と答えていましたね?見事トロフィーを掲げることが出来ましたが、もう家に帰られますか?
Onur:そういったのは覚えていますが、今の私の「ホーム」はここです。なぜなら、私のチームがここにいて、妻と娘もいるからです。なので、そんなに急いで家に帰る必要はないんです。帰るのに数日かかるかもしれません(笑)
──Onurコーチに質問です。ローワーブラケットにおいて「敗退まであと一歩」という厳しい状況が続いたことが、チームの集中力を維持し、気を引き締め続ける助けになったと思いますか?
Onur:実際にはそうではありません。私たちは敗北から非常に多くのことを学ぶチームです。PlayoffでのPRXに対する初戦の敗北こそが、私たちを大きく向上させる助けになりました。おそらくチームに欠けていた最後のピースがはまったのだと思います。試合間での効果的なコミュニケーション方法についても多くを学びました。ですから、このトーナメントで優勝するためには、あの敗北が絶対に必要だったのです。PRX、本当にありがとう。あなたがたのおかげで、私たちは今日この場所に立つことができました(笑)

ふぉかっちゃ
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