FENNELのパブリックビューイング「eighty-six」をレポート!ファン同士がつながるオフラインの場と、FENNELが目指す応援カルチャー

2026年5月30日、東京・渋谷の「FabCafe Tokyo」にて、FENNELのパブリックビューイング「eighty-six」が開催されました。試合は、VALORANT Challengers Japan 2026 Split 2 Main Stage Day 5にて行われた、REJECT戦。残念ながら結果は0-2で敗北となりましたが、FENNELを応援するファンたちが集い、熱い声援を送りました。
FENNELは今シーズン、すべての出場試合に合わせてパブリックビューイングを開催しています。今回は会場の模様を、FENNELの担当者に話を聞きながら取材。FENNELが目指す応援カルチャーへのこだわりが感じられる、パブリックビューイングの模様をお届けします。
今回会場となった「FabCafe Tokyo」は、渋谷の道玄坂上にある、レーザーカッターや3Dプリンタを置くものづくりカフェ。FENNELのパブリックビューイングとしては、初開催の店舗でした。Split 2では、同じく道玄坂上にある「TWO FACE」というカフェ&ミュージックバーも会場に使用されています。
パブリックビューイングのタイトルになっている「eighty-six」とは、もともとアメリカのスラング。バーやレストランなどでの、売り切れや出入り禁止などを意味する言葉です。FENNELファンしか立ち入れない場所、つまり純粋なFENNELファンのみが集う空間にしたいという思いから、このように名付けられています。
この日は土曜で、第1試合のため16時に試合開始。40名ほどのファンが応援のために駆けつけました。会場は渋谷ですが、都内に住む人ばかりではなく、なかには2時間かけて他県から来たというファンもいました。
入場料は、税込み1,500円+ワンドリンク制。ただし、FENNELユニフォームを着用することで入場無料になります。今シーズンのユニフォームである必要はなく、過去のユニフォームも対象です。




FENNELのパブリックビューイングといえば、座席を並べた着席スタイルではなく、スタンディングであることが特徴。そのため、カフェ仕様の店内からレイアウトを変更し、スタンディングで観戦するためのテーブルが並べられています。
このスタイルのおかげで、会場内では周囲の人との交流が起きやすく、自然にいろいろな人と話すきっかけになっていました。スタンディングでは、観戦中も声を出したり感情を表現したりしやすくなります。試合が始まると、FENNELがラウンドを取るたびに、まわりのファン同士でグータッチをしながら盛り上がっていました。
当初は、椅子がないと疲れてしまうといった声もあったようですが、FENNELとしてはこのスタンディングを独自のスタイルとして重視し、続けているそうです。




会場には、思いのほか1人で来ているファンの姿もありました。インターバル中に話を聞いてみたところ、何度か来て会場で顔を合わせるうちに、友達になったという人たちも多いようでした。
VCJのオフライン会場であれば、話す機会があったとしても隣席くらいまで、かつ他チームのファンが座っていることも少なくありません。そう考えると、同じチームを応援するファン同士で輪が広がっていく、貴重な交流の場になっていると言えます。
特に今シーズンは、VCJのオフライン開催がSplit 2のみになり、オフライン観戦の機会そのものが減っています。FENNELはこうした状況のなか、オフラインで体験できることの価値を重視したいという思いから、今シーズン全出場試合のパブリックビューイング開催を決定しています。
また、会場ではファン同士だけではなく、FENNELスタッフと話せる機会もあります。なかにはeスポーツ業界に興味を持ち、話を聞く来場者もいるとのこと。他部門のパブリックビューイングも含め、実際にこうした場がeスポーツ業界に飛び込むきっかけになっている例もあるようです。


「eighty-six」の試みの1つである、FENNELユニフォーム着用で入場無料という施策には、さまざまな意図が込められています。ユニフォームを購入してくれたファンのために、それを着る機会をつくりたい。そして、ユニフォームを着て声援を送るという、競技としての応援の盛り上がりをつくりたいという思いです。
さらに、過去シーズンのユニフォームも対象としていることにも、意図があります。販促だけを考えるならば、今シーズンのユニフォームのみを対象とした方が、売り上げには繋がるでしょう。しかし、FENNELとしては、いろいろなシーズンのユニフォームを着たファンが入り混じる、VALORANT部門の歴史を感じられる光景をつくりたいと考えているそうです。
eスポーツチームは、選手の入れ替わるペースが早い傾向にあり、チームを応援してもらう上での課題になりがち。ですが、FENNELはシーズンを越えて続く、部門としてのストーリーを見せることを意識しており、YouTubeで公開されているドキュメンタリーシリーズの制作にも、そうした考え方が反映されています。


マップ間のインターバルには、公式配信とは異なる独自の映像が流れていました。この日に流れていたのは、siegコーチとAnthem選手の2人が、さまざまな質問に答えるミニインタビュー。「eighty-six」に来場した人だけが楽しめる限定コンテンツです。
チーム側から映像が届くだけではなく、会場で応援するファンの盛り上がりも、FENNELスタッフが動画などで選手たちに伝えているとのこと。双方に熱量が伝わるよう意識されています。
FENNELは2023年シーズンに、“チアパ”として親しまれた「FENNEL CHEER PARTY」を開催。しかしながら、2024年シーズン以降は開催を休止していました。そのため、特にFENNELに長く在籍するEulerコーチは、「選手たちの力になるから」とパブリックビューイングの復活を望んでいたそう。ファンの送る声援が、確かにチームの力になっていると言えるでしょう。

今シーズンのSplit 1 Playoffsでは、渋谷の「Z MARUYAMA」というクラブを会場として、パブリックビューイングを開催。試合に合わせた照明演出も取り入れるなど、よりイベント性の高い内容で実施されました。
Split 2もSeason Finalsに進めば、そうした会場で開催される可能性が高いでしょう。クラブのような会場だと行きづらいと感じる人は、まずは一度Main Stageのうちに足を運んでみると、参加しやすそうだと感じました。
また今後は、全国でのパブリックビューイング開催を目指し、さまざまな都市で実施を考えているとのこと。過去には大阪で開催された回があり、かなりの盛り上がりを見せたようです。興味がある方は、ぜひ今後の開催情報をチェックしてみてください。
【VALORANT Challengers Japan 2026 Split 2】
— FENNEL (@FENNEL_official) May 12, 2026
勝利への準備は整った。🏆🔥
本日もチーム一丸となって全力で挑みます!
皆さんの熱い応援、よろしくお願いいたします!⚡️
#FLWIN #FENNEL #ChallengersJP
綾本ゆかり
Xアカウント:@ayayuka99