FrosTとtermiによる約2年ぶりのフィストバンプ ─ 両者のフィストバンプの歴史をまとめてみた!

2026年4月18日、Kiwoom DRX(以下、KRX)とGlobal Esports(以下、GE)が対戦し、試合前のKRXのtermiコーチとGEのFrosTコーチとのフィストバンプに大きな注目が集まりました。
今回はなぜここまで両コーチのフィストバンプに注目が集まることとなったのかを解説していきます。
日本人にはあまり馴染みのないフィストバンプですが、Wikipediaでは「フィスト・バンプは2人の仲を示したり相手を祝ったりするジェスチャーであるほか、相手を認めて尊重するシンボルとしても用いられる。」との説明がありました。
(出典:Wikipedia「フィスト・バンプ」最終閲覧日 2026年4月20日)
eスポーツの大会においては握手よりもカジュアルな形でリスペクトを示すジェスチャーとして一般的に用いられています。
FrosTコーチとtermiコーチの「いざこざ」が最初に表れたのは2024年シーズンのChampions進出がかかったStage 2 Playoffの一幕。それまでのKickoffなどでは通常のフィストバンプをしていましたが、今回のフィストバンプではFrosTコーチが相手を一瞥もせずにフィストバンプ。これは中々にノーリスペクトです。

これにはtermiコーチも驚いた様子でしたが、試合はそのまま続行。結果は2-0でDRX(現KRX)が圧勝。2マップ目のアビスでは12-4という圧倒的に有利な状況からDRX側が意味ありげなタイムアウトを取りました。これはtermiコーチからのアンサーでしょうか。

2024年からのいざこざから再び両者が対面することになったのは2025年シーズンのStage 1。今回もFrosTコーチから仕掛けます。

昨年とは異なり完全にフィストバンプを拒否。こちらも非常にノーリスペクトです。termiコーチは驚いた顔をしてましたが、試合はDRX(現KRX)が2-0で勝利しています。
当時はこのフィストバンプ拒否に大きな注目が集まり、様々な憶測が飛び交いましたが、FrosTコーチは一連のやりとりをtermiコーチとの個人的ないざこざであると説明していました。
FrosTコーチがフィストバンプで2回仕掛けたこともあり、コミュニティでもかなり注目を集めた3戦目。両コーチの因縁が絡み合う試合はChampions 2025進出をかけたStage 2 Playoffという非常に重要な試合となりました。
注目のフィストバンプではなんとtermiコーチから拒否!紳士的で厳格なコーチとして有名なtermiコーチらしからぬ行動にコミュニティは大盛り上がりを見せました。

一方で地味にFrosTコーチは両手をポケットにイン。こちらもフィストバンプ拒否の意を表明しており、両者が仕掛ける形となりましたが、今回初めてtermiコーチから先手を打つことになりました。
そして試合結果は2-1でTALONが勝利。フィストバンプをちゃんと行わない方が負ける呪いでもあるのでしょうか。
2026年シーズンからFrosTコーチはTALONからGEへと移籍して迎えた4戦目。久しぶりの両者のフィストバンプに試合前から注目を集めました。
2026年シーズンから導入されたスカーミッシュ対決では、実装当時からFrosTコーチとtermiコーチの対決が見れるかもしれないと密かに期待が高まっていましたが、実現せず。termiコーチは今回のスカーミッシュについて自身のXにて次のように言及しました。
FrosTコーチとスカーミッシュするつもりだったけど、彼から断られたよ?
なぜスカーミッシュしないの? 🥺
I was down to do skirmish with Frost but he refused?
— KRX termi (@termi_kr) April 18, 2026
Why no skirmish? 🥺
筆者としては「これはまだバチバチにやり合っているな」と嬉しく...いえ、心配になりました。
そして全世界のVALORANT コミュニティが両者のフィストバンプに注目しているためなのか、VCT Pacificと両チームから「ネタ」が大量に投下されました。
マップのバンピックを決める場面では終了後に両チームがフィストバンプなどの挨拶をすることが恒例ですが、FrosTコーチはこれを拒否。

試合前の登場シーンではKRX側はポップコーンを用意しました。これはFrosTコーチがX上で面白い試合の前に「ポップコーンを用意して」とたびたびポストしているため用意した形でしょう。

対するGE側はオーソドックスにフィストバンプ拒否を再現。両者がしっかりと準備をして臨んでいることが伺えます。

そしてFrosTコーチのユニフォームの背中には“HE HATES ME(彼は私を嫌っている)”の文字がプリントされています。termiコーチとの対戦以外では確実に着る機会が無いユニフォームを作成してまで試合に臨むのはもはや仲が良いのでは?

一方でtermiコーチはマップバンからニコニコしており、フィストバンプの直前には“I LIKE YOU💕(私はあなたが好きです)”のボードを掲げ、仲直りの意を表明。あまりに予想外な事態に海外のコメント欄では「AIで作成されたのでは?」というコメントまで現れました。

そしてついにフィストバンプの時が訪れます。
THEY DID THE THING 👊 pic.twitter.com/9GIGOINAjc
— VCT Pacific (@vctpacific) April 18, 2026
結果は両者から仕掛けたもののtermiコーチのボードが決め手となりフィストバンプ成功。歴史的な瞬間に会場からは歓声が上がりました。

そして、試合はKRXが2-0で勝利。両者がしっかりとフィストバンプを行ったため「フィストバンプをちゃんとしていない方が負ける呪い」は解消された...かと思われました。
前述したとおり、フィストバンプは「相手を認めて尊重するシンボル」ですが、受け入れる体制を整えていたtermiコーチとは対照的に、この日にFrosTコーチは次の2つのミスを犯しました。
マップバンピック時のフィストバンプ拒否
背中に“HE HATES ME”の文字
今度は「相手よりもリスペクトが少ないと負ける呪い」にでもなったのでしょうか。早くも次戦のFrosTコーチ対termiコーチの対戦が楽しみになってきました。
termiコーチは試合後の日本の公式配信のインタビューにて次のように答えました。
─今回は共に2勝0敗同士であるGEとの対戦でしたが、試合の感想を教えてください。
termi:GEは最近すごく良くなっているチームだったので、そういった部分も踏まえてしっかりと準備して試合にのぞむことが出来ていたと思います。しっかりと自分たちのプレーが出せました。あとは自分とFrosTコーチとの関係というところもファンの皆さんにとっては興味深いところだと思います。そういった部分も含めてモチベーションを高くして今日の試合に挑みました。
そしてFrosTコーチは試合後のプレスカンファレンスにてtermiコーチとの関係について次のように言及していました。
FrosT:個人的な意見としては、termiコーチとの件はみんなにとってクールなことだけど、まあ、今となっては単なるパフォーマンスだってことはみんなわかってるよね?
お互いに歩み寄ったことで、両者のフィストバンプはパフォーマンスへと昇華し、コミュニティを大いに盛り上げることとなりました。次回の両者の拳の邂逅はいつになるのでしょうか。注目が集まります。
ふぉかっちゃ
よろしくお願いします!好きな選手はSugarZ3ro 好きなチームはGen.Gです!