「イニシエーターがナーフされた時、全員が今のようなメタになることは分かっていた。なぜ今になって声をあげているのか」─ Sliggy氏が今のメタに対する苦言に苦言
Team Liquid(以下、TL)所属のコンテンツクリエイターであり、VALORANTのウォッチパーティを常にしていることで有名なSliggy氏は、3月5日に行われたNRG対TL戦の配信中に現環境のメタに関する話題に触れ、今のメタに苦言を呈する人達に対して苦言を呈していました。
配信上のコメント:最近のメタについての議論についてどう思いますか?
Sliggy:私の友人も批判することになりますが、今のメタが悪いメタだと言っている人々が(ほぼ)全員、今年のメタに関して上手く読めていなかったことは興味深いと思います。イニシエーターとセンチネルがナーフされた時、全員が今のようなメタになることは分かっていたと思います。なぜ今になってこんなに声をあげているのでしょうか。私が言いたいのはそれが全てです。あまり私の好きな人たちを責めたくないですが、こうなることは全員が知っていました。
コメント:Boasterは「今のメタで戦う準備は出来ている」と言っていました。
I’m down to play this meta. I think I’d like Neon’s movement to be nerfed a bit though.
— FNATIC Boaster (@OfficialBoaster) March 4, 2026
There were two instances where someone could’ve gotten a big play this event but she’s able to just jump out and throw a Q stun or the other situation was she jumped out then slid back.🥲
Sliggy:Boaster、君は1ヵ月前にその準備をしているべきだった。私は“メタ構成やエージェントを使う必要があるなら使え”と言いたいです。イニシエーターやセンチネルのナーフが行われるとすぐに、ほぼ全ての人が「ダブルデュエリスト環境だ」「ダブルコントローラー環境だ」と言っていました。テホが発表された時よりも(どんなメタになるか)明確でした。テホの時はパッチが発表されてから時間があまりありませんでしたから。
Sliggy:私は人々が今のメタに声をあげているのはあまり好きではないです。なぜなら、今のメタは見ていてとても楽しいメタだと思うからです。ミクロや集団戦の比重がとても高くなっていることには同意します。ですが、適応している人々もいます。Team Liquidを見てください。TLはKickoffの初め、メタ構成ではありませんでしたが、必要に応じてメタに適応しました。私はTLに所属していますが、これは贔屓目に見ているわけではなく単なる事実です。
Sliggy:繰り返しになりますが、このメタはVALORANTの中で最も分かりやすいメタだと思います。テホの時よりもです。テホの時は(実装されてから)2週間しかありませんでした。今のメタは見ていて楽しいです。正直、ゲームにとって見ていて楽しい方が健全であると思います。試合展開が早くなれば、見るのが楽しくなり、いろんなことが起こります。また、スノーボールがしやすくなることで番狂わせが起こる確率も高くなります。そういった理由から私はこのメタが好きです。
Sliggy:見ていて楽しくないですか?私は様々なバリエーションのデュエリストが出てくるのは面白いと思っています。最近はミラー構成をほとんど見ませんが、ミラー構成が少ない時はかなり良いメタな気がします。
現在のメタに対する主な不満と、それに対するSliggy氏の主張を改めて整理します。
KRÜ Esports所属のSaadhak選手は自身のXで、イニシエーターがナーフされたことでスキルで取得できる情報量が減り、情報を軸とした作戦が通用しにくくなったと意見を述べています。
Queria falar um pouco do meta que a gente esta vivendo e depois de treinar contra a maioria das regiões, acho que conseguir ter um bom insight do que esta forte e o porque.
— Saadhak (@SaadhakW) March 4, 2026
Obviamente o maior problema foi os nerf nos iniciadores e os sentinelas, isso forçou os times a entender…
また、Global Esports所属のFrosTコーチは自身のXで、このメタは見ていて楽しいがスモークもフラッシュも無いCounter-Strikeをプレーしていると批判していました。
Yes, this meta is fun to watch. That’s why they nerfed initiators and sentinels at the same time. So, duelists can make the game exciting. We are playing cs with no smokes or flashes. Everything comes down to 1v1’s. This isn’t “Project A”, in fact, it’s a worse version of CS.
— Hector Rosario (@FrosTvsYou) March 4, 2026
それに対してSliggy氏は自身の意見を次のように述べていました。
今のメタは強いプレースタイルがはっきりしているメタであり、ナーフが発表された時からほぼ全員が今のようなメタになることが分かっていた
メタに適応し、勝っているチームもいる
今のメタは試合展開が早くて見ていて楽しい。ゲームにとって見ていて楽しいほうが健全であると思う
Sliggy氏が述べているようにTLは初め、MiniBoo選手がメインデュエリストを担当する一方でkamo選手はイニシエーターを使用することがありましたが、Kickoffが進むにつれてダブルデュエリスト構成を多用し始め、MiniBoo選手とkamo選手の爆発力のあるダブルデュエリスト構成を確立しました。

Americasにおいても、2025年シーズンではダブルデュエリスト構成を使用していなかったNRGはデュエリストとコントローラーを使用できるkeiko選手を獲得。G2はleaf選手とBABYBAY選手のロールをコンバートし、セカンドデュエリストに仕立てあげました。
大幅なロスター変更を行いながらMasters Santiagoに進出したFURIAやM8は、初めからデュエリストを使える選手を2人獲得し、完全にダブルデュエリスト構成を使用することを想定したチーム作りをしていました。

作戦よりも個々の撃ち合いの強さが勝敗を左右する試合は、観戦者にとって必ずしも面白いものではないかもしれません。一方で勝利することがチームの宿命であり、チームのスタイルを変えてメタに上手く適応したチームが勝利を収めているのもまた事実です。とはいえ賛否両論ありますが、テホの時のメタと比べれば断然マシと言えるでしょう。
ふぉかっちゃ
よろしくお願いします!好きな選手はSugarZ3ro 好きなチームはGen.Gです!