FNATICとDRXが揃って不在、5チームが初出場、100 Thievesは4年ぶりの復帰 ―『VALORANT Champions 2026』出場の16チームは異色の顔ぶれ

中国・上海で開催される『VALORANT Champions 2026』に出場する全16チームが決定しました。過去5大会すべてに出場してきたFNATIC(以下、FNC)とKIWOOM DRX(以下、KRX)がともに姿を消し、5チームがChampions初出場を果たすなど、前回大会から9チームが入れ替わる、異色の顔ぶれとなっています。
Championsには、各リージョンから4チームが出場します。Stage 2プレイオフでグランドファイナルに進出した2チームが直接出場権を得て、残る2枠はKickoff、Stage 1、および2度のMastersで積み上げたChampionship Pointsの上位チームに与えられます。
リージョン | Stage 2 上位2チーム | Championship Point |
|---|---|---|
Pacific | Nongshim RedForce | Paper Rex |
Americas | 100 Thieves | NEG |
EMEA | Karmine Corp | FUT Esports |
China | TYLOO | EDward Gaming |
FNCとKRXはこれまでの全てのChampionsに出場してきたチームでした。今大会は、その両方が出場権を得られなかった初めての大会となります。

FNATICはEMEA Stage 2でプレイオフ上位に届かず、Championship Pointsでも及びませんでした。同チームは今季、Masters SantiagoとMasters Londonのいずれにも出場できておらず、国際大会に一度も出ないまま2026年シーズンを終えることになります。昨季はChampionsのグランドファイナルに進出していました。
KRXはPacific Stage 2プレイオフの初戦でGlobal Esports(以下、GE)に1-2で敗れ、ロウワーブラケットでもT1に0-2で敗退しています。同組織は2021年大会にVision Strikersとして出場した後、DRX名義となって以降も出場を続けてきました。
なお、過去DRXに所属し、現在はT1に所属しているBuZz選手は今大会で6大会連続の出場となり、Championsの全大会に出場した唯一の選手となります。
Championsに初めて出場するのは、Nongshim RedForce、GE、Karmine Corp、TYLOO、JD Gamingの5チームです。
NSの前身は、2024年のAscension Pacificを制したSin Prisa Gamingです。2025年は同じロースターでNSとしてAscension Pacificに再び出場して2位に入り、2026年の枠を確保しました。
そして今季、NSはPacific Kickoffを制した後、Masters SantiagoでPRXを3-0で下し国際大会初優勝を果たしています。 Ascension経由のチームが国際大会のタイトルを獲得したのは同チームが初となります。GEも今季Stage 1で初の国際大会出場を決めたばかりで、Championsの舞台はチームとして初めてです。
KCはEMEA Stage 2を制しての出場となります。同組織にとって国際大会への出場自体がMasters Madrid 2024以来であり、Championsは初めてです。
開催地となる中国からは、TYLOOとJDGがともに国際大会への初出場となります。TYLOOはグランドファイナルでJDGを3-1で下し、ロウワーブラケットからAll Gamers、Nova Esports、Bilibili Gamingを連破しての優勝でした。
顔ぶれの入れ替わりは、有力チームの復帰や脱落によっても生じています。
100 Thievesは2022年大会以来、4年ぶり2度目の出場です。同大会は北米のLast Chance Qualifierを勝ち抜いての出場であり、パートナーリーグ制の導入後にChampionsへ出場するのは今回が初めてとなります。
LOUDは2023年以来、3年ぶり3度目の出場です。同チームは2022年大会の優勝者であり、2023年も3位に入っていましたが、その後2大会は出場権を得られていませんでした。
Masters Londonを制し、AmericasのChampionship Points首位に立っていたLEVIATÁNは出場権を得られませんでした。同チームはロウワーブラケットでG2に敗れてStage 2から姿を消しており、「100TとLOUDがグランドファイナルで対戦する」という条件が成立した場合にのみ出場を逃す状況にありました。9月6日のロウワーファイナルでLOUDがNRGを破ったことで、その条件が成立しています。

Championsに出場する全てのチームが決定しましたが、シードを決める2試合が残っています。Pacificのグランドファイナルは9月6日17:00よりNS対GE、Americasのグランドファイナルは9月7日2:00より100T対LOUDで行われます。組分け抽選はこの2試合の終了後に実施される見込みです。
今大会は、パートナーリーグ制のもとで行われる最後のChampionsとなります。皆勤の2チームが揃って姿を消し、前回大会から9チームが入れ替わった今回の顔ぶれは、その最終年を象徴とも言えます。
黒瀬
猫となかよく