「ZETAはGE戦勝利+RRQ勝利、DFMはTS戦勝利+PRX勝利」─ VCT 2026: Pacific Stage 2、Playoffs直通条件を整理

現在開催中の「VCT 2026: Pacific Stage 2」は、Group Stageの最終週を迎えます。
8月4日時点で、ZETA DIVISION(以下、ZETA)とDetonatioN FocusMe(以下、DFM)は、ともに2勝2敗。各グループの上位2チームに与えられるPlayoffs直通の可能性を残しています。
ただし、両チームとも最終戦に勝利するだけでは順位が確定せず、同じグループで行われる別カードの結果も必要です。本記事では、現在の順位と大会のタイブレークルールをもとに、ZETAとDFMがPlayoffsへ直通する条件を整理します。

「VCT 2026: Pacific Stage 2」のGroup Stageでは、12チームが6チームずつのGroup AlphaとGroup Omegaに分かれ、BO3のシングルラウンドロビン形式で対戦します。
各グループの上位2チーム、合計4チームはPlay-Inを経由せず、Stage 2 Playoffsへ進出します。グループ3位から6位までの8チームは、Challengersから参加する4チームを加えたPlay-Inへ回り、残る4つのPlayoffs出場枠を争います。
また、グループ3位と4位はPlay-Inの初戦が免除されるため、直通を逃した場合でも最終順位が重要になります。
Group Stage終了時に複数チームの勝敗数が並んだ場合、順位は以下の順番で決定されます。
1.当該チーム間のマッチ成績(直接対決結果)
2.当該チーム間のマップ差
3.当該チーム間のラウンド差
4.Group Stage全体のマップ差
5.Group Stage全体のラウンド差
3チーム以上が並んだ場合も、まず同率チーム同士の対戦結果が比較されます。途中の項目で上位チームを分けられた場合はグループを分割し、残ったチーム間で再び最初の項目から順位を決定します。
このため、今回の条件ではGroup Stage全体のマップ差やラウンド差よりも、ZETA、DFMが同率候補との直接対決で残した結果が大きく影響します。
Group Alphaでは、Gen.Gが4勝0敗で首位に立っており、ZETA、Global Esports(以下、GE)、Nongshim RedForce(以下、NS)の3チームが2勝2敗で並んでいます。
ZETAの最終戦は、同じく2勝2敗のGE戦です。勝利したチームは3勝2敗となるため、ZETAが上位2チームに入るには、まずGE戦での勝利が必須となります。
一方、NSは最終戦でRex Regum Qeon(以下、RRQ)と対戦します。ZETAとNSがともに勝利した場合は両チームが3勝2敗で並びますが、8月2日の直接対決ではNSがZETAに2-1で勝利しています。
タイブレークの最初の項目である「当該チーム間のマッチ成績」によりNSが上位となるため、ZETAはGE戦に勝ったうえで、RRQがNSに勝利する必要があります。
この2つの条件が揃えば、ZETAは3勝2敗、NSは2勝3敗となり、Group Alphaの2位が確定します。
ZETAがGEに2-0で勝つか2-1で勝つかは、この条件には影響しません。反対に、NSがRRQに勝利した場合は直接対決の結果が優先されるため、ZETAがGEに2-0で勝利してもPlayoffs直通には届きません。

Group Omegaでは、Paper Rex(以下、PRX)とVARRELが3勝1敗で並び、DFMとT1が2勝2敗で追っています。
最終週にはPRXとVARRELの直接対決が組まれているため、勝者は4勝1敗となり、Group Omegaの上位2位以内が確定します。敗者は3勝2敗となり、DFMやT1とのタイブレークに入る可能性があります。
DFMは最終戦でTeam Secret(以下、TS)に勝利しなければ、3勝に到達できません。PRXとVARRELのどちらかが必ず4勝、もう一方も最低3勝となるため、DFMがTSに敗れた時点でPlayoffs直通の可能性は消滅します。
DFMがTSに勝利した場合、次に重要となるのがPRX対VARRELの結果です。
PRXがVARRELに勝利すると、PRXが4勝1敗、VARRELとDFMが3勝2敗となります。DFMは7月30日の直接対決でVARRELに2-1で勝利しているため、2チームが並んだ場合はDFMが上位となります。
T1も最終戦に勝利して3勝2敗となった場合は、DFM、VARREL、T1による3チームのタイブレークとなります。しかし、DFMはVARRELとT1の両チームに2-1で勝利しているため、当該3チーム間のマッチ成績は2勝0敗。最初のタイブレーク項目でDFMが最上位となり、Group Omegaの2位に入ります。
反対に、VARRELがPRXに勝利した場合は、DFMの直通条件が成立しません。
T1が敗れればDFMとPRXが3勝2敗で並びますが、直接対決ではPRXがDFMに2-0で勝利しています。T1も勝利して3チームが並んだ場合は、当該チーム間のマッチ成績が全チーム1勝1敗となるものの、当該チーム間のマップ差はPRXが「+1」、T1が「0」、DFMが「-1」。PRXが最上位となり、2位に入ります。
DFMの条件についても、TS戦での勝利が2-0か2-1かは問いません。また、KRX対T1の結果は、DFMのPlayoffs直通の可否には影響しません。

Playoffs直通に向け、DFMは8月7日(金)17時からTSと、ZETAは8月8日(土)19時からGEと対戦します。両チームとも最終戦での勝利が大前提ですが、その時点では直通を確定できません。
DFMは8月9日(日)のVARREL対PRXでPRXが勝利すること、ZETAは同日に行われるNS対RRQでRRQが勝利することを待つ形となります。
直通を逃した場合でもPlay-InからPlayoffsを目指す道は残されていますが、試合数や敗退リスクを抑えるためにも、グループ上位2位に入る意味は小さくありません。
自分たちの勝利に加え、他カードの結果も進出条件を左右する最終週。ZETAとDFMがPlayoffsへの直通枠を獲得できるのか、Group Stage最後の戦いに注目が集まります。
なる
24歳のライター。推しのVALORANTプロ選手はkaajakとsato。
ArcaneやChampionsスキンなどの限定スキンに弱く、すぐに課金してしまう癖がある。