d4v41「1、2日前にJingggをネオンからレイズに変更し、『行けJinggg、飛んで暴れてこい!』と送り出した。」— RRQ戦勝利の秘訣をプレスカンファレンスにて語る

2026年2月15日、VCT Pacific 2026 Kickoff Lower FinalがMasters Santiago出場権を懸けて行われ、Paper Rex(以下、PRX)がRex Regum Qeon(以下、RRQ)に3-1で勝利を収めました。今回は試合後に行われたプレスカンファレンスの内容を抜粋してお届けします。

――本日の試合を振り返って、まずはalecksコーチ、から一言お願いします。

alecks: 全体を通して素晴らしい粘りを見せてくれたと思います。早い段階でロワーブラケットに落ちてしまうのは精神的に厳しいものですが、逆に言えば「練習のための実戦」を多くこなせたとも捉えられます。実は5日前に構成を変更するという、選手たちにかなりの負担を強いる決断をしたのですが、彼らは見事にそれに応えてくれました。個々のスーパープレイに救われた場面もありましたが、トーナメント全体を通して見れば、納得のいく戦いができたと感じています。今の結果には非常に満足しています。

――f0rsakeN選手へ、最終ラウンドでのエースの瞬間の心境を教えてください。またinvy選手、1v3クラッチの際は何を考えていましたか?

f0rsakeN: あの瞬間は、ただただ自分のエイムを信じて集中していました。あの状況ならアビリティで妨害される心配はないと分かっていたので、あとは「相手の頭を撃ち抜くこと」だけを考えてプレイしていました。

invy: 1v3の場面では、味方から「残弾数が9発だ」と伝えられていたので、とにかく冷静になることを意識しました。クロスヘアに神経を研ぎ澄ませて、確実に仕留める。それだけに集中した結果です。

――f0rsakeN選手に質問です。シリーズの中で「流れが変わった、いけるぞ」と確信した瞬間はありましたか?

f0rsakeN: ロワーブラケット初戦に勝利した時から手応えはありましたが、決定的だったのはinvyがピストルラウンドで1v3クラッチを決めた時ですね。あのプレイでチーム全体に「まだ勝てる、逆転できる」という強い勢いが生まれました。

――alecksコーチへ。開幕前、PRXは優勝候補筆頭として恐れられていましたが、今大会はロワーからのスタートとなりました。周囲の期待がプレッシャーになったのでしょうか?また、チームが本来の強さを取り戻せた要因は何だと考えていますか?

alecks: このメンバーとは長い付き合いですから、周囲の目はあまり気にしていません。期待が負担になったというよりは、シーズン序盤特有の「歯車の噛み合わなさ」が原因だったと思います。私たちはいつもスロースターターですから。 むしろ、私自身が「もっと良いプレイができるはずだ」と彼らに圧力をかけすぎてしまったことが、最初の2週間で裏目に出たのかもしれません。転換点となったのは、Upper SemifinalでRRQに敗れた後の長い話し合いです。そこで問題を整理し、進むべき方向を明確にできたことが、今回の勝ちに繋がりました。

――Jinggg選手、今日の試合で「チームの規律」が最も試されたと感じた場面はどこですか?

(alecksがJingggにジェスチャー)

Jinggg: Breezeの第2ラウンドです。本来なら絶対に落とすはずのないシチュエーションだったのに、なぜか負けてしまった。正直、ランクマッチの即席チームでも勝てるような状況でしたが、僕たちはあそこで崩れてしまいました。あの一戦は、自分たちの未熟さを突きつけられたという意味で非常に印象に残っています。

alecks:(笑)

――d4v41選手、今日のセットアップや実行の中で、最も「PRXらしい」満足のいくプレイはどれでしたか?

d4v41: パールの試合で、JingggがアートからCT側の右、僕たちが「ピット」と呼んでいる場所へ一気に飛び込んで、デスせずにキルを奪ったシーンですね。あれには痺れました。スクリムでは不運な形で倒されることが多く。ちょうど1、2日前に彼のエージェントをネオンからレイズに変更し、「行けJinggg、飛んで暴れてこい!」と送り出したのですが、本番で見事に修正して最高の結果を出してくれました。

RRQに勝利し、Masters Santiago最後の1枠を獲得したPaper Rex。invyという新たな地盤を得た彼らは世界大会でどんな姿を見せてくれるのでしょうか。
また、Masters連覇となるか注目が集まります。

運営①

share