Pacific以外のAscensionってどうなってるの? 注目チームまとめ!

Challengersからの昇格をかけたAscensionトーナメントが、各地域で始まっています。日本からはRIDDLE ORDERが出場、アジアの強豪チームとまさに戦っている最中です。ところで、Pacific以外のAscensionにどんなチーム、選手が出場しているのか皆さんご存知でしょうか。2026年にリーグで戦うチームが決まるのはもちろんのこと、ここで良いパフォーマンスを見せ、チームとして昇格できなくとも、来年リーグチームに移籍し活躍する選手も間違いなくいるでしょう。そんな、次世代の一流プレイヤーが眠る各地域のAscensionを、注目チームとともに本記事では紹介していきます。

China

上海で開催されているChina Ascensionには8チームが出場し、昇格できるのはたった1チーム。開催時期がどの地域よりも早く、残すところグランドファイナルのみ。S1Mon擁するAny Question Gamingもローワーファイナルで敗退してしまいました。そんなグランドファイナルに残った2チームを紹介していきます。

Dragon Ranger Gaming

SpritZ1、Akeman、Nicc、Flex1n、vo0kashu

2025 VCT China Stage2で2位、Champions出場も果たし、Demon1の加入でも話題になったチームです。彼らは2023年のAscensionでRare Atomを下し優勝、2024年からVCT Chinaで戦っています。前述の通り今年のChampions出場も果たしますが、同じくAscension上がりのXi Lai Gamingの成績を下回ってしまったため、防衛をかけてこのトーナメントに参加しています。SpiritZ1とAkemanの2デュエリストを主軸に戦うチームですが、センチネルのvo0kashuがまあ強い。China Stage2でのレーティングは1.11、500ラウンド以上行ってこの数値であり、チームで最も安定している選手です。Champions Parisにはビザ問題によって参加できなかったため、その雪辱を果たし、チームを優勝に導けるのでしょうか。

Rare Atom

zhe、Satoshi、Guran、nnono、Midnight

2023、2024年のAscensionで2位、そして三度優勝に王手をかけたのがこのチーム、Rare Atomです。昨年は現DRXのFree1ngや現Global EsportsのUdoTanが所属していました。zhe、Satoshiの2デュエリスト構成を多く採用しており、中でもzheは今大会、現時点での平均ACSが256と、SpritZ1に次いで2位、K:Dに関しては1位と、なかなかのスタッツを残しています。今大会ではまだ1マップも落としておらず、絶好調のRare Atom、三度目の正直を果たし、VCT Chinaに昇格することはできるのでしょうか。

グランドファイナルは2025年10月19日に開催予定です。

EMEA

EMEAのAscensionは、ドイツの首都、ベルリンのRiot Games Arenaにて、10月19日より開催され、上位2チームが2026 VCT EMEAに昇格します。EMEAのChallengersリーグは以下のような大会方式でした。まず、フランス、スペイン、ドイツ、トルコ、北・東ヨーロッパ、MENA(中東アジア、アフリカ)の6つの地域でChallengers予選が開催され、上位チームがChallengers EMEAに出場、その順位に応じて、Ascension出場に関わるサーキットポイントが付与されます。この流れをStage1~3の3回行い、サーキットポイント上位7チームと、EMEA Stage3優勝チームがAscensionに出場できるのです。EMEAのTier2というと馴染みがないかもしれませんが、Ascension出場チームには、実は、Tier1シーンで活躍した選手が何人もいるのです。

Enterprise Esports

Doma、zeek、jas、Killes、starki

北・東ヨーロッパ地域のSplit2、3で優勝し、サーキットポイント3位で出場を決めたチェコのチームです。注目選手はなんといってもDoma、Champions ParisにてFNATICにて助っ人で急遽参戦、Paper Rex戦での勝利に貢献した選手です。チームではソーヴァやキルジョイを使用しています。そしてイニシエーターのzeek、2021年Acendに所属しており、なんとChampionsで優勝している選手です。

このように、かつてトップチームで活躍した選手が今大会には多く出場します。MandatoryにはTakaS(元Gentle Mates)、keloqz(元Team Heretics、G2 Esports)、Joblifeにはstarxo(元Acend、KOI)、sh1n(元Karmine Corp)、CyvOph(元Team Vitality)、と3人ものTier1経験者がいます。また、旧FNATICメンバーがDoma以外も出場しています。MandatoryにはEnzo、FOKUSにはMisticがおり、我々日本人にとっては懐かしい顔ぶれがEMEA Asensionには集まっているのです。しかし、優勝候補は彼らではありません。cned、alfajer、Wo0tを輩出した恐るべきエイム国家、トルコのチームなのです。

ULF Esports

s0pp、Favian、echo、nekky、audaz

Challengers EMEA Stage3優勝、勢いに乗っているトルコのチームです。直近の大会で優勝しただけでなく、彼らはなんと、Red Bull Home GroundのEMEA予選にて、FUT Esportsを3-1で撃破しています。Tier1チームをも撃破したその戦術、エイムが、この大一番でどれほど爆発するのでしょうか。

懐かしい顔ぶれと恐るべきトルコチームが集ったEMEA Ascension、2021年のChampionsも行われたこの地で勝利を収め、VCT EMEAに昇格するのは、どの2チームになるのでしょうか。初戦は2025年10月18日、ULF Esports vs Joblifeのカードとなっています。

VALORANT Champions TourEMEA

Americas

10月15日よりブラジルで開催されているAmericas Ascensionは、North America、Latin America(LATAM)、Brazil、の3地域から8チームが出場し、うち優勝チームのみ、VCT Americasに昇格します。コアなVALORANT競技シーンファンは、この地域、特にアメリカのチームに注目している方もいるのではないでしょうか。ランクマッチで名を挙げた若手選手から、競技シーン黎明期からいる古株までいる本大会で、優勝を果たすのは一体どのチームなのでしょうか。

9z Team

Tacolilla、suther、Klaus、delz1k、NagZ

まず紹介するのはラテンアメリカ1位通過、チリの9z Teamです。この顔ぶれ、あまりにも懐かしすぎます。Klausは2024年、NagZは2023年、delz1kは2022年までKRU Esportsに在籍しており、国際大会にも何度か出場しています。そしてTacolillaはLEVIATANに2023年ごろ在籍しており、チェンバーやデュエリストを使用していました。このチームでも主にデュエリストを担当しています。フレックスのsuther以外は、昔から競技シーンを見ている方ならば聞いたことのある名前です。注目はKlaus、直近のLatin America Finalsではイニシエーターを中心に使いながらもレーティング1.23を記録、波に乗っているのではないでしょうか。しかし、Americas Ascensionの初戦にて、彼らは話題のアメリカチームに敗れてしまいます。

ENVY

canezerra、Eggsterr、P0PPIN、ion2x、Inspire

9z Teamを初戦で撃破したのはこのチーム。かつてyayを擁したENVYが、ランクモンスターを引き連れてVALORANT競技シーンに帰ってきました。彼らはRANKERSというアマチュアチームとして2024年末に結成、文字通りランクで名を挙げたプレイヤーが集まり、アメリカの競技シーンに参戦します。そして次々と勝利を挙げると、今年の2月ごろ、それに目を付けたENVYがチームごと獲得したのです。その後Stage2優勝、Stage3準優勝という結果を残しました。注目はデュエリスト(ヨル以外)を担当するcanezerra、Stage2では400ラウンド以上行ったにもかかわらず、レーティング1.33、ACS295.2という意味の分からない戦績を残しています(下記写真)。もちろんとんでもないエイムをしており、本人のXに上がっているクリップをぜひご覧になってください。続いてion2x、コントローラー担当ですが、Stage3ではレーティング1.20、ACS229というスタッツを残し、レーティングに関して言えば先ほどのcanezerraを抑えてチーム内トップでした。そしてこの両名はとても若く、canezerraが17、ion2xが16歳です。こわい。そんな勢いのある若手選手を擁するENVYですが、Stage3ではある古株のチームに敗れます。

TSM

Timotino、vora、seven、gMd、alvinboy

North America Stage3を優勝したのはこのTSMです。アメリカのChallengersリーグにずーーーーっといるチームであり、昨年のAscensionにも出場しました。イニシエーターのseven、コントローラーのgMdは、一時期抜けたこともありますが、なんと2022年からずーーーーっとこのチームに所属しています。そしてENVYだけでなく、このチームにも期待の若手デュエリストがいます。それがTimotino、Stage3では600ラウンド以上行ったにもかかわらずレーティング1.19、ACS261を記録、Ascensionではどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。そして今年こそ、VCT Americasに昇格することができるのでしょうか。

Tier1経験もある選手を擁したブラジル、ラテンアメリカチームや、期待の若手を引き連れたアメリカチームの中で、優勝し、見事VCT Americasに昇格するのはどのチームになるのでしょうか。Americas AscensionはすでにSwiss Stageが開催中です。それにしてもアメリカの若者、つよすぎる。

VALORANT Champions Tour Americas

冒頭でも言った通り、この大会には次世代の一流プレイヤーが眠っています。kaajak、Free1ng、Kr1stalや、現G2 EsportsだってAscension上がりです。2026年のVALORANTを盛り上げてくれる選手、チームは一体誰になるのでしょうか。今年でおそらく最後の”Ascension”を、ぜひPacific以外もご覧になってはいかがでしょうか。

そして、RIDDLE ORDER、がんばれ!!!!

waddle

プレイ歴1年、競技シーン視聴歴5年のファン。好きなチームはGambit。

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