Paper RexがLower Semifinalsに進出 ─ Champions 2025 Top4 チーム紹介③

2025年9月29日に行われた「VALORANT Champions 2025」Playoffs Stage Day15。
第1試合では、Paper RexがTeam Hereticsをマップカウント2-1で下し、Lower Semifinals進出を決めました。
今回は、悲願の国際大会初優勝を果たした実績を持ち、今大会でも2連覇を狙うPaper Rexについて、その歩みや注目選手の活躍を振り返ります。

Paper Rexについて

Paper Rexはシンガポール / インドネシアを拠点とするプロゲーミングチームで、2021年からVALORANT競技シーンに参戦しています。

「VALORANT Masters Copenhagen 2022」では決勝に進出し、FunPlus Phoenixに惜しくも敗れたものの準優勝を獲得。その後、エースのsomethingが加入して以降は常に国際舞台の上位を争う強豪として存在感を示してきました。

2023年から2024年にかけては、国際大会で3位2回、準優勝1回と安定して好成績を残しながらも、あと一歩のところで優勝を逃す日々が続きました。しかし2025年、「VALORANT Masters Toronto」でついに悲願の初優勝を果たし、世界王者の称号を手にしました。

今大会「VALORANT Champions 2025」では、Upper SemisでFNATICに敗れLowerへ回るも、Team Hereticsとの接戦を制し、再び世界の頂点を目指す舞台に生き残っています。

メンバー

d4v41

26歳。主にセンチネルとヴァイパーを担当するプレイヤーで、Paper Rex創設期からチームを支えてきた生え抜きメンバーの一人です。これまで他チームへの移籍歴はなく、そのキャリアをPaper Rexとともに歩んできました。

かつてはスカイやKAY/Oなどのイニシエーターも使用していましたが、PatMenの加入以降はセンチネルとヴァイパーを主軸にプレイ。堅実な守備だけでなく、ライフルでのマルチキルやオペレーターの正確な射撃で試合の流れを変える場面も多く、まさにPaper Rexの砦と呼ぶにふさわしい存在です。

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21歳。Paper Rex創設期からチームを支えてきた生え抜きメンバーの一人であり、「VALORANT Masters Toronto 2025」優勝時には大会MVPに輝いた実績を持つスター選手です。

以前はフレックス枠として多彩なエージェントを操ってきましたが、今シーズンではヘイヴンでウェイレイ、それ以外のマップではコントローラーを使用。高いゲームIQと卓越した撃ち合い能力を武器に、オーメンのスキル「シュラウドステップ」や「パラノイア」を駆使して敵を翻弄します。柔軟なプレイと爆発力を兼ね備えた存在として、Paper Rexの攻守に欠かせない存在です。

Jinggg

22歳。レイズ、セージ、オーメンを担当し、中でも「世界一のレイズ使い」と名高いプレイヤーです。圧倒的な突破力と爆発力を兼ね備え、Paper Rexの攻撃の起点を担っています。

かつてはロールの適応に苦しんだ時期もありましたが、今大会ではバインド、ロータス、カロード、サンセットとレイズを採用できるマップが多く、Jingggにとっては追い風の環境となっています。

また、alecksコーチが「Jingggがエントリーして倒されるのを恐れていたら、私たちのプレースタイルは成り立ちません」と語るように、彼の果敢なエントリーはPaper Rexの戦術において不可欠。今大会でもその存在感が試合の行方を左右するでしょう。

PatMen

23歳。以前はNAOS Esportsでイニシエーターを担当しており、Paper Rexが不調に陥っていた2025年3月に加入しました。加入後も安定したイニシエーター運用を続け、その的確なサポートと勝負所でのクラッチ力によってチームを立て直し、「VALORANT Masters Toronto 2025」では悲願の初優勝へと導きました。まさにPaper Rexに必要だった最後のピースと言える存在です。

Jingggやsomethingが爆発力で試合を動かすプレイヤーだとすれば、PatMenは堅実な判断力と支配力で試合を安定させるタイプ。派手さは少ないものの、彼の冷静なプレイはチームの攻守を繋ぐ基盤となっており、その存在感は計り知れません。

something

23歳。かつては日本チームのBLUE BEESやSengoku Gaming(現:QT DIG∞)に所属し、日本シーンで圧倒的な存在感を放っていたデュエリスト。2023年3月にPaper Rexへ移籍すると、その破壊力あるエイムで世界を驚かせました。

「VCT 2025: Pacific Stage 1」まではメタであるヨルを扱えず、ブリーチやブリムストーンを使用していた時期もありました。しかし現在は誰もが認める世界屈指のヨル使いへと成長し、Paper Rexの攻撃の要として欠かせない存在となっています。

Paper Rexには10月3日、同じVCT Pacificリージョンの韓国チーム DRX と対戦予定です。今年のDRXとの戦績は2勝2敗で、勝ち越しをかけた一戦となる今回の対決。アジアを代表する両雄の激突から目が離せません。

ぜひ合わせて動画版でのチーム紹介もご覧ください。


なる

24歳のライター。推しのVALORANTプロ選手はkaajakとsato。
ArcaneやChampionsスキンなどの限定スキンに弱く、すぐに課金してしまう癖がある。

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