【Pacific GG Report #4】Kickoff閉幕! その結果やトピックを総まとめ! NS、T1、PRXがMastersへ / DFMはPRXに敗北 / PRX f0rsakeN 4マップで101キル達成

これまでのVCT Pacificの話題の出来事をまとめた「Pacific GG Report」。4回目となる本記事では、閉幕したPacific Kickoffについて、その結果やトピックをまとめていきます。

試合結果

Pacific Kickoffの全日程が終了、結果はこのようになりました。

見事、NS、T1、PRXの3チームがMasters Santiagoに進出しました。一方、RRQはアッパーファイナルからBO5を3連敗。Mastersまであと一歩でしたが、惜しくも敗退となってしまいました。スケジュールも過酷な中、戦い抜いた彼らに拍手を送りましょう。

最終的な順位表はこちら。こうしてみると、1位こそNSなものの、前年のChampions進出チームはすべて6位以内に。ある意味順当ともいえる結果です。一方、あの完成度だったVARRELやGen.Gが下位に位置しているのは信じられません。Pacificが如何に厳しい環境なのかを示しています。Stage1が始まれば、さらにレベルが上がり、混沌としていくでしょう。今からすでに楽しみですね。

AscensionからMastersへ、Nongshim RedForce

NS(Sin Prisa Gaming)は2024年のAscensionで優勝、VCT Pacificに参入したものの、2025年のChampionsへの出場を逃したため、残留をかけて昨年の10月に再びAscensionへと臨んでいました。Persiaに代わって元々サブロスターだったXrossが加入、加えてIGLをFrancisからRbに変更し、見事準優勝、今年もVCT Pacificの舞台で戦えることとなりました。そして臨んだ今回のKickoffでは、Rbをコントローラーに、Xrossをイニシエーターに変更、これも功を奏し、圧倒的な完成度を披露しPacific1位抜けを果たしました。Dambiのネオンを主軸に動く連携力、フィジカルともに向上し、昨年にも増して、見ていて面白いチームになりました。そして、PacificのAscension昇格チームが国際大会に出場するのは史上初! XLGやG2のように、世界に存在感を示すAscensionチームとなれるのでしょうか。

DFMは5位入賞 – Masters逃すも大健闘

ミドルブラケットにて、TS、GE、FSに勝利したDFMはT1戦に臨みました。五分五分のラウンドが多かったものの、Munchkinによる1v4クラッチやクリアリングミスによりラウンドを落としたことが響き、0-2で敗北。続くPRX戦、1マップ目のヘイヴンは接戦を演じるも11-13、続くスプリットはPRXが試合を飲み込み、0-2で敗北、DFMはKickoff敗退となりました。

DFMはMastersに届かず、惜しくも敗退となってしまったものの、その実力を示しました。新加入のyatsuka、Caedyeも活躍し、Stage1に期待の持てるKickoffだったのではないでしょうか。Pacificは強豪ぞろい、余裕のある試合は一戦もありません。Stage1でも日本チームを全力で応援し、その先のMasters Londonへ行ってもらいましょう。

PRX f0rsakeN、4マップで100キル達成

ローワーファイナル、PRX vs RRQにて、f0rsakeNが4マップで101キル58デスというとんでもない活躍を残しました。f0sakeNはこの日1マップ目から絶好調。ヘイヴン、カロードではオーメン、ブリーズではヨル、パールではヴィトーという相変わらず意味の分からないフレックスぶりを発揮しながらこの記録を達成。特に4マップ目のパールではマルチキルを何回ももぎ取り、しかも最後はACEを決め試合に勝利。35キル16デスというスタッツを叩き出し、PRXをハードキャリーしました。これには本人も喜んでおり、試合後踊りながら観客に向かってお辞儀をする姿が見られました。ローワーファイナルは間違いなく、f0rsakeNの日だったといえるでしょう。

FS Primmie ACS1位を記録

Pacific Kickoffを通して、ACS1位を記録したのはFS所属のPrimmie、258.1という数値を叩き出しました。その下にはDambi、Meiyが続きました。ACSは比較的デュエリストが数値を出しやすい傾向にありますが、Primmieはレーティングも1.23で1位。こちらはその下にKaron、iZuと続きます。FSは2勝3敗でKickoffを去ったものの、Primmieは初戦のZETA戦とDRX戦で試合通してACS300超えを記録しており、それが全体スタッツにも大きく影響しています。Pacific1番ともいえる撃ち合いの強さ、個人技の高さがありながら、フレックスでどんなエージェントも使いこなせるPrimmie、Stage1ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。

注目選手

Rb

この男が国際大会に帰ってきました。NS所属、現在はコントローラーとIGLを担っている韓国の選手です。数年前から競技シーンを追いかけていた人にとっては、Vision Strikersのメンバーとして馴染み深いでしょう。2023年までDRX(VS)に所属しており、その後VCT Chinaへ。そして2025年のPacific Stage2からNSに加入しました。フレックスプレイヤーとして知られており、現に昨年のStage2ではイニシエーターを使用。中国やDRXの頃はデュエリスト、センチネル等も使用していました。何でも使えるというイメージであまり言及されていませんが、本格的にコントローラー担当になったのは今年が初めてです。また、そのキャラコンも魅力的であり、DRX時代には強化前のネオンを使いこなしていました。Mastersに帰ってきたPacific屈指のフレックスプレイヤー。そのIGL、フィジカル、キャラコンすべてに注目です。

Munchkin

最強IGLといえば?この名前が真っ先にあがるでしょう。現T1所属、コントローラー兼IGL、韓国の選手です。日本チームに所属していた経歴もあり、我々にとって馴染み深いプレイヤーでもあります。IGLとしての読みも鋭いながら、撃ち合いの強さも目立っており、2024年にはGENの一員としてMasters優勝経験もあるとんでもないプレイヤーです。その頃は特にヘイヴンヴァイパーのイメージが強く、その読みの鋭さから相手チームがどのサイトに行ってもMunchkinがいるため、「どこでもMunchkin」とキャスターに称されていました。2026年からT1に移籍し、引き続きIGLを担当。韓国オールスターを率いてMastersへと挑みます。

d4v41

マレーシア出身、PRX所属の選手です。ロール幅の狭めなJingggやsomethingに対して彼のピックプールは広く、f0rsakeNと共にさまざまなエージェントを使っています。PRXの縁の下の力持ちともいえるでしょう。しかし、オペレーターの精度や大事な撃ち合いに勝つ力は怪物ぞろいのPRXの中でも高く、「実はPRXの中で一番強いのではないか」ともささやかれています。また、PRXらしい強気な勝負勘も持ち合わせており、それでラウンドを取ったり落としたりもするため、良い意味でも悪い意味でも”偉い”プレイヤーではありません。f0sakeNと同じくPRXに初期から所属しており、チームのコアともいえる選手です。Mastersでもその勝負強さ、安定感を発揮し、チームを勝利に導けるのでしょうか。

次の試合は?

3月1日からMasters Santiagoが開幕! 先日ドローショーも行われ、対戦カードも決定しました。まずは各地域の2位、3位抜けチームがスイスステージで激突します。

Gentle Mates vs EDward Gaming
T1 vs Team Liquid
G2 Esports vs Paper Rex
Xi Lai Gaming vs NRG

T1は今勢いにのっているエイマー軍団TL、PRXは因縁の相手、2デュエリストに目覚めたG2との対戦です。詳しくは下記記事をご覧ください。

関連記事 『Masters Santiago』スイスステージ組み合わせ決定 ─ G2 vs PRXは公式戦5度目の対戦へ

また、Stage1のグループ分けも発表されています。Masters Londonに進むのはどのチームになるのでしょうか。

まとめ

3週間にわたるPacific Kickoffも全日程が終了、初のトリプルエリミネーション方式で試合数も多く、満足度の高いトーナメントでした。日本チームはどちらも敗退してしまいましたが、Stage1に向けて希望の持てる戦いぶりでした。そのStage1は4月から、少し期間が空きますが、その前にMastersも行われます。私たち観客も、次の戦いに備えましょう!

waddle

プレイ歴1年、競技シーン視聴歴5年のファン。好きなチームはGambit。

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